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ライフ
22年世帯所得は昭和62年並みに低下、平均538万円
2012.7.5 17:49
[景気]
平成22年の1世帯当たりの平均所得(岩手、宮城、福島3県を除く)は前年比13万2千円(2・4%)減の538万円だったことが5日、厚生労働省の「平成23年国民生活基礎調査」でわかった。所得は6年の664万2千円をピークに右肩下がりの傾向が続いており、昭和62年(513万2千円)、63年(545万3千円)並みのレベルにまで下がった。
厚労省の担当者は、「非正規職員・従業員の割合が増加するなど、働き手が稼ぐ額が減少したことが一因」としている。
調査は、昨年6、7月に約4万6千世帯を対象に実施。このうち、約7千世帯に前年の所得や生活意識を尋ねた。世帯形態別の所得では、子供のいる世帯が前年比38万5千円(5・5%)減の658万1千円で、高齢者世帯は同2万円(0・6%)減の307万2千円だった。
高齢者世帯の67・5%は公的年金・恩給のみの収入で平均所得以下は61・1%を占めた。15歳以上(役員以外)の雇用者1人当たりの平均所得は「正規職員・従業員」が414万3千円、「非正規職員・従業員」が123万4千円だった。
生活についての質問では、全世帯のうち61・5%が「苦しい」と回答し過去最高となり、厳しい家計の実態が浮き彫りになった。中でも子供のいる世帯で生活の苦しさを訴える声が多く、69・4%にのぼった。
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