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【格闘技】洋太 赤穂にビビった2012年10月20日 紙面から
大みそかの3大世界戦の発表会見が19日、東京都内であり、本紙既報通り、WBC世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太(28)=協栄=がWBC同級5位で前東洋太平洋同級王者・赤穂亮(26)=横浜光=を相手に2度目の防衛戦を行うことが正式に決まった。WBAスーパーフェザー級王者・内山高志(32)=ワタナベ=は、同級暫定王者で同級1位のブライアン・バスケス(25)=コスタリカ=を相手に6度目の防衛戦となる王座統一戦を行う。また、WBA世界スーパーフライ級14位の河野公平(31)=ワタナベ=は、WBA同級王者テーパリット・ゴーキャットジム(23)=タイ=に挑戦する。 佐藤はビビっていた。野性児・赤穂を横に引きつったつくり笑いを浮かべ、こう言った。 「野性味があって顔が怖い。失礼ですけど、顔が怖い。アハハハ。ギラギラしてて、そいつがオレを殴りに来ると思うと…。怖いし、楽しみ」 赤穂は19勝12KO無敗2分け。荒々しい戦闘スタイルで、一撃必殺の左フックが武器。中継するテレビ局の要請で赤穂へのエールを要求された佐藤は「僕は顔も腫れない体質で鼻血も出ない。試合では、赤穂の怖い顔を腫らして、もっと怖い顔にしてやります」と挑発しながら、ぎごちない笑いを浮かべるのだった。 かといって、勝算がないわけではない。むしろ、大ありなのだ。記者に囲まれると「最近、僕は成長期。15年やっている趣味のスケボーもうまくなっちゃって、ボクシングも伸びている。体毛も濃くなってきた。筋トレもしないのに筋肉もついてきて、カミさんに『プロレスラーみたい』と言われる」と洋太節がさく裂。さらに、「街のケンカなら勝てない。リングの上なら、科学的なボクシングで暴力的で野性的なボクシングに勝てるところ見せる」と強気に言い放った。 ガソリンスタンドのアルバイトは今も続けているが、年末はかき入れ時。昨年の大みそかは夜7時まで働き、自宅で年越しそばを食べながら内山の世界戦を見たそうだが、「スタンドが忙しいときに休みをもらって、みんなに迷惑をかける。その分、試合で恩返しをする」とキッパリ。リング上ではビビリじゃない、変貌自在のマジカルな佐藤を見せてほしいものだ。 (竹下陽二) PR情報
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