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【グラニュース】


闘莉王、グラ応援して!

2012年10月22日 紙面から

小川(左)、巻(右)とともに「豊橋まつり」に登場し、笑顔を見せるグランパスの闘莉王=愛知県豊橋市内で

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 名古屋グランパスのDF田中マルクス闘莉王(31)が21日、チームの人気上昇へ一肌脱いだ。愛知県豊橋市で行われた「豊橋まつり」にサプライズ登場。イベント出演は極力控えている闘莉王だが、愛知県東部への進出を強化するクラブとしてのミッションに全面協力し、「グランパスを応援して」と呼び掛けた。

 20日に九州・佐賀で鳥栖相手に1ゴール1アシストを決めた活躍から一夜明け、闘莉王は豊橋で笑顔を振りまいていた。祭りのフィナーレを飾る抽選会に登場すると、「きのう勝ったからきょう来た。負けてたら来ませんでした」と打ち明け、会場の笑いを誘った。

 イベントの出演者は当初、選手会長のMF小川だけの予定だった。当日になって闘莉王とFW巻の飛び入りが決まったのには、特別な背景がある。久米GMは「グランパスにとって豊橋はそれだけ大事な場所ということ」と説明した。

 グランパスは昨季までホームタウンを「名古屋市」としていたが、今季から「名古屋市、豊田市、みよし市を中心とする愛知県全県」に改定した。2010年には豊橋にサッカースクールを開校しており、愛知県東部への浸透に力を入れている。“グランパスの顔”闘莉王は、新規ファンを開拓する切り札なのだ。

 闘莉王はサッカーに集中するため、イベントのオファーはほとんど断っている。それでも、観客増加に知恵を絞るクラブ側の姿勢に、オフ返上で応えた。「豊橋もそう。浜松もそう。このあたりはブラジル人が多い。そういう人たちにも見に来てほしいね」と語った。

 予定外の闘莉王がステージ上に姿を現すと、来場者から大歓声が起こる。闘莉王は「ジュビロ(磐田)じゃなく、グランパスを応援して」と、豊橋にもサポーターが多い隣県の磐田を引きあいに出しつつ、観戦を呼び掛けた。グラウンド外でも闘莉王の果たす役割は絶大だ。 (木村尚公)

 

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