米兵女性暴行:上等水兵も容疑を認める
毎日新聞 2012年10月22日 19時19分
沖縄県で20代女性に暴行したとして米海軍兵2人が逮捕された集団強姦(ごうかん)致傷事件で、米海軍上等水兵、クリストファー・ブローニング容疑者(23)が「逮捕事実は間違いない。2人でやった」と容疑を認めていることが沖縄県警への取材で分かった。ブローニング容疑者は当初「事件があった時間帯はホテルにいた」「酒を飲んでいてよく覚えていない」などと容疑を否認していた。
捜査関係者によると、容疑を否認した理由については「気持ちが動転していた」という趣旨の供述をしているという。
米海軍3等兵曹、スカイラー・ドージャーウォーカー容疑者(23)は逮捕当初から容疑を認めていた。
両容疑者が宿泊していたホテルを県警が17日に家宅捜索し、それぞれの部屋から女性の所持品の一部が見つかった。事件が発生した16日未明に、現場付近の防犯カメラに両容疑者が映っているのも確認されている。
両容疑者は米テキサス州のフォートワース海軍航空基地所属で、14日に物資補給関係の任務で嘉手納基地(同県嘉手納町など)に入り、事件当日の16日にグアムへ出国予定だった。【井本義親】