清掃車巻き込み死亡事故 運転手逮捕

10月22日 16時4分

東京・墨田区で、今月、歩行者の男性が道路清掃車に巻き込まれて死亡した事故で、警視庁は、運転手の男を自動車運転過失致死の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは、埼玉県川越市に住む清掃会社社員の星野歩容疑者（３４）です。
警視庁の調べによりますと、星野容疑者は今月１６日午前１時すぎ、東京・墨田区押上の交差点で、道路清掃車で左折する際、歩いていた近くに住む無職、江渕圭司さん（６９）を車に巻き込んで死亡させたとして、自動車運転過失致死の疑いが持たれています。
江渕さんはその後、江東区のごみ集積場で死亡しているのが見つかり、本人の靴が現場の交差点近くに落ちていたことから、警視庁が清掃車のカメラの映像などを調べたところ、車に巻き込まれたことが分かったということです。
警視庁によりますと、調べに対して星野容疑者は「周りの街路樹などに気を取られて前をよく見ていなかったので、気づかなかった」と供述しているということです。警視庁は、勤務先の清掃会社についても、事故を防止するための安全管理などに問題がなかったか、捜査を進めることにしています。