トップページ科学・医療ニュース一覧女性に「骨貯金」を呼びかけ
ニュース詳細

女性に「骨貯金」を呼びかけ
10月20日 21時11分

女性に「骨貯金」を呼びかけ
K10058917411_1210202259_1210202305.mp4

「世界骨粗鬆(こつそしょう)症デー」の20日、都内で、骨粗しょう症の予防について考えてもらおうという催しが開かれ、専門の医師が、特に女性は若いときから運動や食事で「骨貯金」をするよう呼びかけました。

この催しは医師などで作る財団が開いたもので、この中で、骨粗しょう症は男性よりも女性のほうがなりやすく、国内の患者1280万人のうち8割近くが女性だと紹介されました。
そのうえで、専門の医師が、若いときに運動や食事で骨の量を増やす「骨貯金」をしておくことが予防に役立つと述べ、特に骨の量が増える10代に、バスケットボールやダンスなどの比較的激しい運動が効果的だと話しました。
また、別の医師は、骨を作るカルシウムだけでなく、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをとることが大切だと話し、キノコ類や魚を食べることや、日光浴を1日15分程度するよう勧めていました。
会場では「骨密度」を測る検査が無料で行われ、集まった女性たちが、平均値に対して自分がどの程度かをチェックしていました。
23歳の女性は「骨密度は標準でしたが、年齢とともに減っていくということなので、運動や食事に気をつけて、今から備えたい」と話していました。
催しを開いた「骨粗鬆症財団」の折茂肇理事長は、「骨粗しょう症の人は、骨折しやすく、骨折は寝たきりの原因にもなるので、若いころから予防に努めてほしい」と話していました。

[関連ニュース]
このページの先頭へ