地方【尼崎ドラム缶遺体】暴力で集金、自らの手は汚さず 捜査の長期化必至+(2/2ページ)(2012.10.20 23:32

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【尼崎ドラム缶遺体】
暴力で集金、自らの手は汚さず 捜査の長期化必至

2012.10.20 23:32 (2/2ページ)

 瑠衣被告の祖母であり、尼崎市の民家元住民の女性(87)=行方不明=やその長男(69)の口座からも、年金や預金計約400万円を不正に引き出した。美代子被告らと一時同居していたこの長男は、美代子被告のもとから“脱走”するたびに連れ戻されたという。

別の疑惑も浮上

 昨年11月、大江和子さん=当時(66)=の遺体が見つかった事件で傷害致死罪などに問われている美代子被告。この事件は公判前整理手続き中だったが、新たに3遺体が見つかるなど一連の疑惑で裁判員裁判開始のめどが立たなくなっており、神戸地検幹部は「(神戸地裁に)公判前整理手続きを止めてもらうしかない」と説明する。

 1年にわたる内偵捜査で、県警は関係者から「複数の親族らが(行方不明者らの)殺害や遺体遺棄に関わった」といった証言を得ている。捜査は、美代子被告を恐れる親族らが指示に従っていや応なく加担したとの見立てで進んでいる。

 さらに「6人殺害、遺棄」以外の疑惑も浮上した。美代子被告の義妹の三枝子被告(59)=窃盗罪で起訴=の夫が17年に沖縄で転落死し、保険金約1千万円を受け取ったケースも不自然さが指摘されている。

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