日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムです。


  1. 社会
  2. ニュース

社会のRSS

親族証言「美代子被告 自宅で数人殺害」

 兵庫県尼崎市の遺棄事件で、別の事件で起訴された角田(すみだ)美代子被告(64)の周辺で不明や死亡となった8人のうち少なくとも数人が、美代子被告の尼崎市内の自宅マンションで殺害されたと、ごく近い親族らが証言していることが21日、捜査関係者への取材で分かった。またこの自宅マンションが競売にかけられていることも分かった。

 マンションの連帯債務者だった安藤みつゑさん(71)ら3人の遺体は尼崎市の住宅床下から見つかっているが、この3人の中にも美代子被告の自宅マンションで殺害された人が含まれているという。

 また、8人のうち美代子被告の親族で失踪宣告を受け死亡扱いになっている女性について、美代子被告の関係者が「約25年前に殺害され、捨てられた」と証言していることも判明。

 女性は、美代子被告の義理の妹に当たる角田三枝子被告(59=窃盗罪で公判中)の夫の母親。女性は1987年に行方不明になり、当時は59歳だった。また女性の失踪宣告の申立人が三枝子被告だったことも分かった。失踪宣告は06年10月で、戸籍上は94年に66歳で死亡したことが確定している。

 女性の家族をめぐっては、息子に当たる三枝子被告の夫(当時51歳)が05年7月、沖縄県恩納村の観光名所「万座毛」を訪問。三枝子被告ら親族や友人と計9人で記念撮影中に約30メートルの崖下に転落した。沖縄県警は、足を滑らせた事故死と判断していた。この数カ月後、妻だった三枝子被告が約1000万円の保険金を受け取っていた。現場にいた美代子被告の別の親族が、捜査本部に対し「(崖の上で)自殺に追い込まれた」と証言している。

 また、この夫の弟(54)も昨年夏ごろに足取りが途絶えた行方不明者の1人で、美代子被告に近い関係者が、捜査本部に「岡山東部の瀬戸内海にドラム缶にコンクリート詰めにされて捨てられた」と証言している。

 一方、美代子被告らが暮らしていた尼崎市内の8階建て分譲マンションが競売にかけられていることも分かった。保険金がかけられていた夫が00年9月、同マンションを購入した。夫が死亡後、マンションの名義は三枝子被告に変更された。部屋は最上階1室で間取りは3LDK。分譲価格は約2600万円とされる。

 3年前にマンションを訪れた知人男性は、室内には「高価な物がたくさんあった」と証言した。通された部屋で目立っていたというのが、高さ約2メートルのショーケース。鏡張りのようになっており、中には洋酒や高級グラス、クリスタル製品などが並べられ、キラキラと光っていたという。男性は「とにかくおしゃれで、高級なバーのようだった」と話した。

 [2012年10月22日8時41分 紙面から]





59,850円
<オロビアンコ>Duplikaビジネスバッグ
ショップへベルーナ
19,950円
<オロビアンコ>PRICCONEビジネスバッグ
ショップへベルーナ
36,750円
【正規取扱い品】【送料無料】【ポイント10倍】【あす楽】【レビューでQUOカード3000円】【ヤマト
ショップへ【楽天】 fastmart


朝日新聞デジタル