今の奈良を旅しているのに、視界に入る街並みや人々の服装は飛鳥時代――。東京大と娯楽施設運営の泉陽興業(大阪市)などは27日、時代を飛び越えたかのような感覚を味わえる仮想現実システムを開発した。CG(コンピューターグラフィックス)技術を使い、眼鏡型ディスプレー上で周囲の状態に合わせた画像を映し出す。
車に乗って名所を巡り、大化の改新のような歴史的な出来事を目撃するといった体験もできる。11月3~5日に奈良で実証実験をする。観光や教育ツールとして使えるとみている。
観光に使う場合、観光客は眼鏡型ディスプレーを装着して車に乗る。窓の外に目を向けると、車に付けた2台のビデオカメラで撮影した現実の風景に、飛鳥時代の寺院や人物のCG画像が重ね合わさった映像が見える仕組み。実証実験では約1キロメートルの距離をゆっくりと車で走り、蘇我入鹿の暗殺場面や当時の飛鳥寺を表示する予定。
顔の向きに合わせて映像や音の聞こえ方が変わる。現実の人の影とCGがうまく重なるようにするなど、観光客が臨場感を味わえるよう画像処理を工夫した。東京の江戸城など奈良以外の観光名所向けも開発を目指す。
東京大、コンピューターグラフィックス
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