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2012年10月18日 (木)

水飲み療法

現在、瀕死の状態の妻ですが、このピンチを何とかして脱出する方法をひねり出さねばなりません。

まずこの痛みを緩和する必要があります。ここは西洋医学の力を借りて、痛み止めを服用することにします。

妻は、乳がんになる前は、極端に頭痛薬や風邪薬に依存していました。これらは乳がんになった原因の大きなものだったと思います。それ故に、今まで妻も一切痛み止めには頼らずにきましたが、このような瀕死の状況になれば話は別です。少しでも痛みのストレスを緩和して、気力を戻さなくてはなりません。妻も痛み止めを飲むことに同意してくれました。

往診に来てもらっている先生と相談して、何種類かの痛み止めを処方してもらいました。短時間に効く痛み止め、長く効く痛み止め、軽いもの強いものなど、量や回数をコントロールして、妻に合った痛み止め服用のスケジュールを組みます。もちろん痛くない時は極力飲まないようにすることも必要だと思います。

それと、現在の状況をよくよく考えると、どう考えても妻の水分摂取量が少なすぎると思いました。私は妻にもっと水分を摂るように言い続けていましたが、妻は最近浮腫がひどいため、水をのむことが怖くなっていたようです。しかも夜トイレに行かなくてもいいように、極力水分を控えていました。おそらく尿による排毒がうまくいっていないと思われます。

私は妻にまずは一日1リットル以上の水を飲むように命令しました。以前にも水を多量に摂取する治療法は妻に提案していたのですが、妻はあまり乗り気ではありませんでした。でも、もう死ぬかもしれない状況なので、妻の気持ちを確認している余裕はありません。とにかく現状を打開するためには、現在少ないと思われる水分を多量に摂取して、このピンチを乗り越える突破口にしなければなりません。

水を多量に摂取する健康法はよく言われていることですが、以前のブログで書いたように(水分と塩分)単純に水だけ飲むのは危険な場合があります。水分の多量摂取は、体の状態をよくチェックし、塩分なども同時に摂取しながらやらなければならないと思います。今の妻の体はとにかく水を多量に摂取し、毒素を尿により排出しなければなりません。妻には、おむつの取り替えが大変になるのを気にしなくていいので、とにかくたくさん水を飲めといい、納得してもらいました。

飲む水はなるべく綺麗な水を飲ませた方がいいので、蒸留水を飲ませます。私は、波動水作成用に、蒸留水を作成する器具を購入していたので、それを使って一日4リットルほどの蒸留水を作ることができます。それに波動水を少しまぜて妻に飲ませます。

妻は一度にたくさん水を飲めないので、1時間おきくらいに少しづつ飲むようにしました。今は緊急事態なので、出来れば一日に3リットルくらい飲ませたいのですが、まずは1リットル以上を目標に徐々に水の量を増やしていきます。

がんの水飲み療法では、水をたくさん飲むと、がん細胞が水ぶくれしてもろくなり、細胞自体が弱くなるのだそうです。そしてこの弱くなったがん細胞を大量の水で体外に流してしまうというのが水飲み療法の原理です。

私は、痛み止めと水飲み療法が、今出来ることの最善だと思ったので、妻に説明し妻もやる気になってくれました。もう妻もよれよれの状態ですが、また生きる気力を取り戻してくれたようです。

それから先週、在宅緩和ケアをやってくれる病院と契約しました。在宅緩和ケアは在宅で入院並のサービスをサポートしてくれる仕組みです。自宅には介護ベットやポータブルトイレ、酸素吸入器が運び込まれました。医師の指示ですぐに薬局から薬が届けられます。医師と看護師が週に数回訪問し、緊急時は電話一本ですぐに対応してくれます。自宅での看護で必要さまざまなことをアドバイザに相談でき、すぐに対応してくれ、介護保険の手続きなども全部代行してやってもらいました。
私はこんなサービスがあることを知りませんでしたが、これは下手な病院に入院するよりいい仕組みかもしれないと思いました。

もう医者からは二週間持たないかもしれないと言われていますが、全力で頑張ります。

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コメント

夫婦仲が良くないので、自分の病気は、私一人で背負っていく覚悟を
しています。
なので、こんな夫婦もいるのだと感動しました。
ご夫婦で同じ信仰を持たれて良かったですね。
それに、在宅医の他に、介護、看護のサービスは受けられないのでしょうか?
息子もですが・・・やっぱり家が良いですもの。
希望は繋ぎつつ、良い思いでもいっぱい作ってください。
軽々しい言葉でごめんなさい。

あっちゃんさんこんばんは。
私たち夫婦も妻が病気になる前は、決して仲の良い夫婦ではありませんでした。
このような状況になって絆が深まったと思います。
現在、訪問看護は週4回の契約になっており、それ以上のサービスも申し込めば受けられるようです。病院に入院してもきめ細かなサービスが受けられるわけでなく、結局食事の世話や洗濯など、付き添いの人がやらなければならないので、在宅の方がいいと思いました。
金銭的な面でも、介護保険や健康保険の限度額適用申請で非常に安い値段でサービスが受けられます。
最近は入院よりこのような在宅ケアを選ぶ人が多くなっているとのことでした。
ありがとうございます。

はじめまして。
私も最近乳がんの疑いで、細胞診をしました。
細胞診は一番細い針と聞いていたのですが、
麻酔をお願いしました。
しかし、麻酔は奥まで効かず5回ぐらい継ぎ足しました。
途中飛び上がるほど痛く、先生の手を反射的に叩いてしまいました。

お二人のつらい日々が早く救われないかと
祈る気持ちです。
私も、いろいろ本を読みましたが
鶴見隆史先生の「がんが消えた」とか
とても力がわきますよ。
また、5回で80万円と非常にお高いですが、
免疫細胞療法も劇的によくなりそうです。
免疫療法とは違うようです。

私も、5日たってもまだ胸の傷が痛いのですが、
もしがんでも手術はしないと思います。

奇跡をお二人には信じてもらいたいです。。。

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