新潟県知事選 現職・泉田氏が3選10月21日 23時40分
任期満了に伴う新潟県知事選挙は21日に投票が行われ、無所属の現職で、民主党、自民党、国民の生活が第一、公明党、社民党が推薦する、泉田裕彦氏(50)が3回目の当選を果たしました。
新潟県知事選挙は開票が終了しました。
▽泉田裕彦、無所属・現、当選、75万9718票
▽樋渡士自夫、共産・新、5万9876票
▽マック赤坂、諸派・新、1万7884票
民主党、自民党、国民の生活が第一、公明党、社民党が推薦する現職の泉田氏が、2人の新人を抑え、3回目の当選を果たしました。
泉田氏は新潟県加茂市出身の50歳。
旧通産省の課長補佐などを経て前々回(平成16年)の知事選挙で初当選しました。
今回の選挙で泉田氏は、5つの政党から推薦を受けたほか、経済団体や農業団体など数多くの団体から支援を受け選挙戦を展開しました。
泉田氏は2期8年の実績を強調し、財政の立て直しや低迷する地場産業や農業の振興、それに深刻な医師不足への対応に引き続き取り組みたいと支持を訴えました。
また東日本大震災のあと停止している東京電力柏崎刈羽原子力発電所の運転再開については、「福島第一原発の事故の検証が先だ」と、県民の安全の確保を最優先に考える姿勢を強調しました。
そして、幅広い層から支持を集め3回目の当選を果たしました。
新潟県知事選挙の投票率は43.95%で、前回・4年前の46.49%を2.54ポイント下回り過去最低となりました。
当選した泉田裕彦氏は「いまの閉塞(へいそく)感を何とかして欲しい、原発も含めて安全な地域社会をつくってほしいという県民からの声をしっかりと受け止めていきたい。次の世代にバトンタッチできるように、誇りの持てるふるさとをつくっていきたい」と話しています。
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