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国際
【尖閣国有化】中国指導部、尖閣を「核心的利益」と言及せず 9月の米長官との会談で
2012.10.21 15:47
[中国]
温家宝首相ら中国指導部が9月のクリントン米国務長官との一連の会談で、沖縄県・尖閣諸島について、譲れない国益を意味する「核心的利益」に当たると明示的に言及していなかったことが21日、分かった。米国務省筋が明らかにした。
中国は日本に対し、尖閣が「核心的利益」に当たるとも取れる立場を示している。しかし、日本防衛義務を定めた日米安全保障条約の適用範囲に尖閣が含まれると繰り返している米国には、より柔軟な姿勢を示し米中の決定的対立を避ける思惑があるとみられる。
クリントン氏が9月に訪中した際の会談で温氏は領土問題について、中国の「核心的利益」が配慮されるべきだとの立場を訴えたと伝えられたが、同筋によると中国は会談の中で、その対象に尖閣が含まれるとの認識は示さなかった。(共同)
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