もし現代の科学技術が19世紀〜20世紀初頭に発見されていたら? 英国のヴィクトリア朝、日本では明治末期から大正にかけての時代、当時の文化・芸術に今日のコンピュータテクノロジーが融合したらどのような形になるのか? そんなもう一つの未来の形がスチームパンクです。
スチームパンクとは?
80年代に流行したSFの一ジャンル・サイバーパンクの世界では、高度に発達したネットワーク社会、電子的なデジタルガジェットが溢れています。
一方スチームパンクは、蒸気機関や歯車などが支配する世界です。工場制機械工業の発達、いわゆる産業革命の起こった19世紀から第一次世界大戦の勃発する20世紀初頭までの風俗・文化がベースになっています。
スチームパンク的作品
スチームパンクの定義は広く、エネルギー源を蒸気機関だけしか認めない原理主義的なものから、単にレトロなスタイルを使用するだけのものまで様々な作品が含まれます。
また時代もヴィクトリア時代、明治・大正時代の空想科学、現代のパラレルワールドとして描かれるもの、未来世界をイメージしたSFなど、作品によっては過去、現在、未来が舞台になっています。
ジュール・ヴェルヌの『海底二万マイル』という古典SFからスタートし、『タイムマシン』などで知られる、巨匠H・G・ウェルズ、ウィリアム・ギブスンの『ディファレンス・エンジン』など今日までたくさんのスチームパンク作品が描かれました。
一般的にイメージしやすい作品としては『天空の城ラピュタ(宮崎駿)』、『スチームボーイ(大友克洋)』『サクラ大戦』『ふしぎの海のナディア』などの日本のアニメがあります。あなたも「ああ、あんな世界か!」と納得されるのではないでしょうか。
真鍮と歯車が作る「懐かしい未来」の旅へ
かつてフィクションであったサイバーパンクの世界に近づきつつある現代、懐古主義的なスチームパンクへの憧れが高まりつつあります。インターネット、携帯電話……デジタルガジェットに囲まれて息が詰まりそうな毎日の中で、真鍮、木材、歯車による機械は大変愛らしく、心癒されるものに感じます。
海外ではたくさんのスチームパンクアーティストが活躍しています。このブログでは写真、動画などと共にスチームパンク的グッズの制作過程をレポートしたり、スチームパンクについて楽しめる作品をご紹介したり、日々考えたことなど書きつづっていくつもりです。
あなたもぜひそんなパラレルワールドで遊んでみてください。なんだか面白そう、やってみたい、そう思ってくだされば幸いです。さあ、ありえなかったもう一つの未来、真鍮と歯車が作る「懐かしい未来」の旅・スチームパンクワールドへ出発しましょう!【麻理】
お気に入りブログに入れさせてもらいました。
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