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ウインカー系の回路
ここでは、ウインカー系統の回路について解説していきます。
ウインカースイッチをONにするとウインカーリレーから断続的に流れる電気がウインカーランプ(Wランプ)、ウインカーパイロットランプ(W/Pランプ)、ウインカーブザー(Wブザー)へ流れ込み、点滅あるいは作動します。
下図を見ますと、W/Pランプ・Wブザーが左右の+側電線に繋がって、W/Pは点滅しているのに反対側Wランプは点滅しないのは不思議に思えますが、ワット数の違うものが直列に繋がっていると、電流は消費電流が少ないものに合わせて流れる性質があります。例えばスーパーカブなどですとWランプの消費電力は10W×2、W/Pランプは1.7Wですので、電力(W)=電圧(V)×電流(A)より、1.7W/12V=0.14Aとなり20W/12V=1.67Aの供給で正常に光るWランプにとっては光らせるだけの電流がありません。ですからW/Pランプだけが点灯してWランプが光ることなくGNDへ落ちて行くということになります。

図1 ウインカースイッチ右側を作動させると・・・
純正のウインカーリレーはおよそ70〜80回/分の速度で点滅しています。この1分あたりの点滅回数は車輌の保安基準として法令で決められており、「方向指示器は、毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅するものであること」と記されています。
純正のウインカーリレーはコイル・コンデンサー・抵抗などによって構成され、とても複雑な構造になっています。コイルに電気を流すことでできる磁力により接点を動かし、コンデンサー等を用いてON/OFFを促しているようです。
また、点滅速度はウインカーに流れ込む電流の量、すなわちウインカーが求める電力の大きさに左右されます。電力(ワット数)を少なくしたり、あるいはランプが切れてしまうと流れ込む電気は少なくなりウインカーの点滅速度が遅くなり(あるいは点滅しなくなる)ます。逆にワット数の大きなランプを使うと点滅速度は速くなります。これではLEDなど消費電力の小さなランプの使用や、ランプを4個とも点滅させてハザードを作成して楽しんだりすることはできませんね。

そこで「ICウインカーリレー」と呼ばれるものが巷では出回っています。これは言葉の通り、ICで制御しているウインカーリレーです。純正とは違い、ランプを光らせる電気が流れる回路と点滅の信号を出す回路とが独立しているリレーなのです。これによりワット数の異なるランプでも速度が変わることなく点滅してくれます。ただし、LEDなど消費電力の少ないウインカーランプを使用する場合、パイロットランプ・ウインカーブザーが冒頭で述べた原理によりこのままでは正常に作動しません。
当SHOPではICウインカーリレー・変換ハーネスを販売しております。

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