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幅が約1メートルの住宅が完成10月21日 9時44分
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ポーランドの首都ワルシャワで、幅1メートルほどの、人1人が通るのがやっとだというユニークな住宅が完成し、話題を呼んでいます。
ワルシャワの中心部に建てられたこの住宅は、2階建てで、建物の幅は狭いところでおよそ70センチ、広いところでも1メートル20センチほどしかなく、人1人が通るのがやっとです。
それでも僅かなスペースをむだなく使い、寝室に台所、トイレやシャワーも完備しています。
イスラエル人の作家で若い世代に人気のエットガール・キャロット氏が、仕事場として建てたものです。
ワルシャワは、第2次世界大戦中、ナチス・ドイツの占領下で市内の半分以上が破壊され、キャロット氏の祖父も犠牲になりました。
キャロット氏は、戦争で被害を免れた建物と、戦後に出来た建物との間に、隙間を埋めるようにして建つこの住宅に、「過去と現代をつなぎ、戦争の悲劇を忘れないでほしい」というメッセージを込めているということです。
このユニークな住宅を巡っては、どのように家具を収納したのかなど、海外でも話題を呼んでいて、キャロット氏は、世界各地から芸術家を招いて、創作活動の場としても活用してもらうことにしています。
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