2012/05/30(水)
今秋に実施される新潟県知事選挙について、泉田知事は2月県議会で三選出馬を表明しました。
社民党は、県議団が作成した「泉田県政の検証」をもとに、今日まで県連合幹事会で論議を行い、一定の方向性を示しながら、友好団体等と意見交換を行ってきました。
4月に泉田知事後援会から社民党への正式な推薦要請を受け、再度の協議と意見交換を経た結果、社民党は「泉田裕彦氏の推薦」を決定することと致しました。
【主たる理由】
これまでの泉田県政について、政策展開や県政運営に問題がないとは言えませんが、現状段階における次の事項に対する姿勢や取り組みを評価し、社民党として大局的に判断を致しました。
1.福島第一原発事故以降、原発立地自治体の首長は、原発再稼動に「前のめり」な政府に対して、毅然とした姿勢が見られない状況にあります。
また、新潟県選出の国会議員も、「原発推進派」であれ「脱原発派」であれ、原発立地県選出の議員として国政で先頭に立って、県民の安全を守る活動を展開すべきでありますが、そうした姿勢がまったく見られず、口を つぐんでいるのが現状であります。
こうした中、原発問題について泉田知事は、再稼動も含め「福島第一原発事故の検証が先」と一貫した姿勢を明確にしており、反原発が「党是」である社民党として、現状段階における泉田知事の姿勢を評価するものであります。
2.その他、水俣病問題をはじめとする人権問題や社会的弱者に対する取り組み、加えて少人数学級の拡充努力など、これまで社民党が県議会で主張してきたことが、県政運営に活かされており、一定の評価ができるものであります。
【追記】
1.推薦に当たっては、政策協定等は結ばないものの、次の事項について特に口頭で申し入れることと致します。
① 一党一派に偏しない県政運営
② 県民サービスの質的向上を図り、相次ぐ自然災害に対応できる体制整備
③ 再生可能エネルギーの促進に向けた積極的な政策展開
④ 「新潟州構想」など、新政策に対する県民への説明責任の徹底
⑤ 雇用の拡大と雇用格差の改善
2.なお、推薦イコール県政与党に組するというものではなく、従来通り県民の目線に立って、是々非々の姿勢で臨みます。
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