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事件
【なりすましウイルス】遠隔操作「頭に置いてなかった」 神奈川県警、誘導は明言避ける
2012.10.20 23:51
誤認逮捕した少年(19)に20日、捜査ミスを認め謝罪した神奈川県警。真犯人に欺かれ、少年と家族に計り知れない苦しみを与えた捜査経過を幹部らが報道陣に説明した。
小学校への襲撃予告がわずか2秒間で横浜市のホームページに書き込まれていた点について、幹部は「捜査段階で疑問を抱いていたのは事実」と話し、捜査を尽くさなかったことを認めた。
真犯人が仕掛けた、予告文を自動送信するプログラムは「サーバーから削除されていて見つけられなかった。存在を頭に置いて解析できなかった」と釈明した。
少年は事件への関与を認める詳細なうその上申書を提出。誘導など不適切な取り調べが疑われるが「その可能性は想定しているが、あるともないとも言える段階ではない」と明言を避けた。能力不足を露呈する形となったサイバー犯罪捜査について「日々新しいものが出てくるので、全てに対応できるわけではない。何が本物で何がうそか、分からない世界があった」と話した。
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