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地図記号に「老人ホーム」と「風車」が新登場!

2006年2月4日 00時00分

(上)新たな地図記号として誕生した「老人ホーム」と「風車」のマーク。(中)「老人ホーム」部門で、優秀賞を受賞した作品の1部。(下)左上:つえを2本、組み合せてハート型に。/右上:家の壁がお年寄りの顔になってます。/左下:介護の「介」が家のカタチに。/右下:家の中で人と人が手をとりあってます。

郵便局や小学校、工場など、地図を見るときにおなじみの地図記号。実はこの記号も、時代とともに進化しているって知ってました? 高齢化社会の進展を感じさせる『老人ホーム』と、環境にやさしい風力発電用風車を表す『風車』のマークが1月末に登場したそうですよー!

この2つは、全国の小中学生からデザインを募集し、集まった中から選ばれた作品だそう。応募総数は『老人ホーム』が57,041点、『風車』が61,044点、応募校は2,022校というからビックリ!
採用された最優秀賞受賞作品は画像の通りですが、老人ホームのほうは、家のかたちに「つえ」をあしらったもので、鳥取の小学校6年生女子の作品。一方、風車は風力発電のあの特徴的な3枚羽が風を受けてまわっている様子をあらわしたもの。これは京都府の中学1年生男子の作品だそう。なるほどシンプルだけれど、どちらも普遍的なよさがありますよね〜。
応募されたデザインは、有識者による委員会(委員長 森田喬 法政大学工学部教授)で検討され、その中から推薦された最優秀賞作品をもとに国土地理院が形を整えて新しい地図記号として発表。今後末永く国土地理院の2万5千分1地形図などに使われるそうです。

国土地理院に問い合わせてみたところ、地図記号を外部からデザインを募集して作るのは今回が初めてなのだそう。
ちなみに、今回地図記号としては採用されなかったけれども、優れた作品として優秀賞を獲得した力作の数々を国土地理院のサイトにて見ることができるんですよ!(PDFデータで配信) これはおもしろい! と思わずうならされたものがたくさんありましたので、興味ある方はぜひー。

もとのデザイン画を見てみると、マス目のある方眼紙を鉛筆で埋めていくカタチでされていたようで、おぉ〜、なんかデジタルです。個人的には、とくに『老人ホーム』のデザインにおもしろいものが多いかな〜と感じました。家の壁がおばあちゃん(おじいちゃん?)の顔になっていたり、つえを2本組み合わせてハートのカタチをつくっていたりと、プロのデザイナーにもひけをとらないセンスと想像力です!! この中から、将来グラフィックデザイナーになるボクや私がきっと出てくるのでは?

これからも、時代の流れとともに新たな地図記号がきっと生まれてくるんでしょうね〜。

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