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国土地理院の新しい地図記号を初めて公募で決定

全国の小中学生からの応募デザインをもとに作りました

発表日時:2006年01月25日(水) 14時00分

 国土地理院(院長 矢口 彰(やぐちあきら))は、「風車」と「老人ホーム」の新しい地図記号を全国の小学生・中学生から募集したデザインをもとに作りました。国土地理院が地図記号を外部からデザインを募集して作るのは初めてです。

 国土地理院が刊行する2万5千分1地形図に表示されている地図記号は、時代とともに変化しています。近年、環境にやさしい風力発電用風車や高齢化社会の進展による老人ホームの建設が各地で進められるようになり、新しい地図記号の必要性が高まってきました。一方、義務教育等の教育現場においては、私たちの国土に対する理解を深めるために、地図について学ぶ機会を十分持つことが重要です。

 そこで国土地理院は、2万5千分1地形図が時代のニーズに対応したものになるように、「風車」と「老人ホーム」のための新しい地図記号を導入し、そのデザインを小学生、中学生から募集して、地図に対する理解を深めてもらうことにしました。
 応募されたデザインは、有識者による委員会(委員長 森田喬 法政大学工学部教授)において検討され、その中から推薦された最優秀賞作品をもとに国土地理院が形を整えて新しい地図記号を定めました。これらの地図記号は、今後長く国土地理院の2万5千分1地形図などに使われます。

 新しい地図記号デザインの応募は、「風車」が61,044点、「老人ホーム」が57,041点の応募総数118,085点、応募校は2,022校でした。このような数多いデザインからそれぞれ1つの地図記号が生まれましたが、これらの地図記号は、海外日本人学校を含む全国の小中学生の皆さんによって作られたものでもあります。
 また、新しい地図記号のデザイン公募を機会に地図に親しみ学校の先生と一緒になって国土地理院の「地図に残す仕事」に挑戦して頂いたことに感謝します。
 全国の小中学校の皆さん、ありがとうございました。


問い合わせ先

〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 
 国土地理院測図部 調査資料課長 亀井 福次 029-864-5908(直通)
          課長補佐   望月 正  029-864-6907(直通)

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