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九電、壱岐で自然エネ蓄電実験 離島での安定供給狙う

2012/10/20 0:51
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 九州電力は19日、長崎県・壱岐島で、最大出力4千キロワットのリチウムイオン蓄電池を設置し、風力や太陽光で発電した電力をためる実証実験を2012年度中に始めると発表した。風力発電や太陽光発電は天候などで出力が変動するため、電力の安定供給が難しい。今回の実験でノウハウを蓄積、離島での再生可能エネルギー普及につなげる。

 投資額は約10億円。九電が半額を負担、残りを資源エネルギー庁の助成金で賄う。地元企業の出力1500キロワットの風力発電や太陽光発電を蓄電池につなげる。期間は1~2年間の予定。

 離島では現在、主にディーゼル発電機で電力を供給している。離島での電力需要量は出力1千~3万キロワット程度。その多くを再生エネで賄おうとすると、天候や時間帯などで発電量が変わるため、島全体の電力供給が不安定になる恐れがある。今回の実験では、大容量の蓄電池を使い、電力供給の安定化を図る。

 九電は鹿児島県・黒島などで蓄電池を使った実験を進めているが、1千キロワットを超える蓄電池による実験は初めて。

 九電は管内の風力・太陽光発電による供給量を現在の出力110万キロワットから20年度までに300万キロワットに増やす計画。実験の成果を基に、離島の事業者などに蓄電池の設置を促し、風力や太陽光発電の普及につなげる。

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