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合同捜査本部で真犯人の特定を
10月20日 18時49分

合同捜査本部で真犯人の特定を
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遠隔操作ウイルスに感染したパソコンなどから犯行予告が書き込まれた一連の事件に関わった、警視庁、大阪、三重、神奈川の4つの警察本部は、合同捜査本部を設置して、真犯人の特定に向けた捜査を進めています。

誤認逮捕された4人の男性のうち、大阪、三重、福岡に住む3人は、いずれも事件が起きる前にインターネットの掲示板「2ちゃんねる」から不審なソフトをダウンロードしていたことが分かっています。
合同捜査本部は、この際に遠隔操作ウイルスに感染したとみていて、それぞれ異なるソフトがアップされた時期などを調べ、接続した記録を絞り込むことにしています。
また、犯人を名乗る人物から東京の弁護士などに届いた犯行声明とみられるメールは、アメリカとヨーロッパのサーバーを経由していたことが分かっています。
合同捜査本部は今後、それぞれの国に捜査員を派遣して、サーバーの接続記録などを調べることにしています。
さらに、想定していなかった遠隔操作の手口の実態を解明するため、今後、専門的な技術を持つ民間機関に協力を依頼することも検討しています。
一連の犯行では、発信元の特定を難しくする特殊なソフトが使われたり、匿名性の高い海外の複数のサーバーを経由したりしているため難しい捜査となりますが、合同捜査本部は各警察本部と連携して手がかりを集め、犯人の特定を進めたいとしています。

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