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事件
【なりすましウイルス】徐々に機能強化し犯行か
2012.10.20 13:06
遠隔操作ウイルス事件で、真犯人がウイルスの機能を強化しながら犯行予告を繰り返していたことが19日、関係者への取材で分かった。犯行声明で、真犯人はウイルスを自ら開発したことを明らかにしており、使い勝手がいいようにプログラムの変更を重ねていたとみられる。
真犯人は声明で「ウイルスは一から開発した。『iesys.exe』がファイル名」と説明し、大阪府のアニメ演出家のパソコンに初めて感染させた。7月29日~8月1日に大阪市や首相官邸、日本航空への犯行予告をメールで送った後、ウイルスを消去した。8月9日には、愛知県の会社員のパソコンからネット掲示板に「コミケ(コミックマーケット)で大量殺人」などと書き込んでおり、声明では「今回のバージョンからファイル送信機能を付けた」としていた。
インターネットセキュリティー会社「シマンテック」が事件で使われた2つのウイルスを解析したところ、実際にプログラムのバージョン番号が「2・23」と「2・35」で異なっており、「2・35」の方が、データの外部送信機能が強化されていたことが判明したという。
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