岡田氏の3党予算協議提起に自民・石破氏「何の話だ、これは」
岡田副総理は、総選挙後の政権交代の可能性も視野に、民主・自民・公明の3党が2013年度予算編成の骨格について協議することを提起した。自民党の石破幹事長は、否定的な考えを示している。
岡田副総理は「やっぱり、3党合意の趣旨、あるいは思い、そういうものを考えれば、予算についても、何らかの協力は当然考えられると思います」と述べた。
岡田副総理は「総選挙も挟むわけで、ガラッと変わるのは避けたほうがいい」と指摘し、民主・自民・公明3党が、予算編成の骨格について協議することを提起した。
ただ、3党の党首会談の決裂を受け、現状では、協議の実現は困難との認識もあわせて示した。
岡田副総理の提起について、自民党の石破幹事長は「何の話だ、これはと。人に責任を押し付けたり、人を抱き込んだり、そういう手法は、もういい加減やめにせよ、というふうに私は思っております」と述べ、否定的な考えを示した。
また、岡田副総理や民主党の安住幹事長代行らが、2012年度予算の執行に必要な特例公債法案が成立していないことなどについて、野党側の責任を問う考えを示していることについて、石破幹事長は「全て野党のせいとは何事か。恥を知れと言いたい。国家運営をしていることへの責任をきちんと持て」と反発した。