国産食品にポイント 販売開始

10月20日 13時32分

国産の農産物や食材を多く使ってもらおうと、スーパーや食品メーカーなどが国産の食品にポイントを付け、ポイントを集めれば抽選で全国の特産品がもらえる取り組みが始まりました。

この取り組みは、農業の活性化や食料自給率の向上につなげようと、スーパーや食品メーカーなどおよそ５０社が農林水産省の支援を受けて始めたものです。
参加する企業は、対象とする国産の食品にポイントを付け、消費者は商品を買うと１０５円ごとに１ポイントを受け取ることができます。
そして、集めたポイントに応じて、抽選で毛ガニやハムなど全国の特産品がもらえる仕組みです。
加工品では主な原料に５０％以上国産品を使っていればポイントを付けることができ、対象商品を扱う店舗は今後、全国で５００以上になる見込みです。
２０日は、首都圏にある大手スーパーの店舗でポイントが付いた国産米の販売が始まり、訪れた客は「国産品をふだんから買っているが、楽しみが増えるのでうれしい」とか、「ふだんは国産品にあまりこだわりがないが、関心を持つようになります」と話していました。
スーパーの担当者は「この取り組みで生産者と消費者ともに喜んでもらいたい。今後、取り扱う商品を増やしていきたい」と話していました。
この取り組みは今年度は来年２月末まで行われ、参加企業などでは消費者の反応を見ながら来年度以降も続けるかどうか検討することにしています。