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できごと
「パチンコの全面広告やめて」地下鉄のラッピング車両差し止め求めて提訴
2012.10.19 19:18
[westナビ]
大阪市営地下鉄が外装にパチンコ会社の広告を施した車両を運行するのは違法として、市民団体のメンバー3人が19日、大阪市に対して広告の差し止めと原告1人あたり5万円の慰謝料を求める訴訟を、大阪地裁に起こした。
原告側は「地下鉄の利用者は嫌でもパチンコの広告を見せられ、人格権を侵害されている」と主張。「安全、快適な運送という乗客との契約上の義務にも違反する」としている。
市交通局によると、この広告は、平成17年4月に大手パチンコ会社と契約。地下鉄御堂筋線で、車両の外装全体に広告を施した1編成(10両)を運行している。年間約2500万円の広告収入があるという。
一方、市民から「不適切ではないか」などと苦情が寄せられたことから、市は23年4月に広告基準を改定。同様の広告ではパチンコ会社と新たに契約しないことを決めたが、それ以前の契約は相手が辞退しない限り自動更新されるという。
市交通局は提訴について「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。
原告の1人は「パチンコ依存症で家庭が崩壊したケースもある。公共機関がギャンブルに加担するのはやめてほしい」と述べた。
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