父親に暴行を加えて死なせたとして、兵庫県警は20日、同県明石市の男子大学生(19)を傷害致死の疑いで逮捕したと発表した。大学生は「日ごろから父の酒癖が悪かった。酔ってからまれ、けんかになった」と話しているという。
明石署によると、大学生は19日正午ごろ、同市内の自宅で、口論となった無職の父親(44)を引き倒して頭を数回踏みつけ、急性硬膜下血腫で死なせた疑いが持たれている。
大学生は暴行を加えたあと外出。19日夕に帰宅した母親(44)が父親の異変に気づき119番通報。父親は病院に搬送されたが、20日午前中に死亡した。大学生は両親、妹、弟との5人暮らしで、事件当時、自宅には父親と2人だけだったという。