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事件
横浜ストリップエレジー “昭和”のエロス香るステージと楽屋に潜入!
横浜市内で50年近く営業し、常連客に支えられてきた老舗ストリップ劇場の灯火(ともしび)が揺らいでいる。同市中区の「黄金(こがね)劇場」だ。同劇場は今年2月、神奈川県警が風営法違反容疑で摘発して一時休業。9月から暫定的に営業を再開したが、“閉鎖”の危機が迫る。「昔ながらの劇場をつぶしてはならない」。こう願うファンの思いは通じるのか。試練の時を迎えた老舗劇場から哀歌(エレジー)が聞こえる。(川上朝栄)
■神戸から横浜に来たママ
かつて「ちょんの間」とも呼ばれる違法な風俗店が軒を並べていた横浜の黄金町界隈(かいわい)。ピンク色のネオンが瞬いていた風俗街は浄化作戦で一掃されたが、ビルの谷間に昭和の面影を残すレトロな建物が異彩を放っている。それが黄金劇場だ。同劇場を切り盛りしているママ(60)は「ヘンリー麻耶(まや)」の芸名で活躍した元踊り子だ。
40年前に宮崎県内の劇場でデビュー。その後、ステージの豪華さから「ストリップ界の宝塚大劇場」と称された神戸市の名門ストリップ劇場「新劇ゴールド」へと移籍。新劇ゴールドでは約20年にわたって活躍したが、平成7年の阪神大震災で街は壊滅、劇場は閉鎖に追い込まれた。
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