今シーズンで現役を引退した阪神タイガースの金本知憲選手に、架空のビジネスへの出資話を持ちかけおよそ１９００万円を騙し取ったとして、元会社社長の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、埼玉県の元会社社長・本多善光容疑者（４５）です。

本多容疑者は２００８年からの２年間で３回に渡り、金本選手（４４）に対し「農業法人の会社を作り事業を大きくして儲けたい」などと嘘をつき、出資金としておよそ１９００万円を騙し取った疑いがもたれています。

農業法人に活動の実態はなく、警察の調べに対し本多容疑者は「農業法人を悪用するような言い方はしていない」と容疑を否認しています。

ＪＲ大阪駅周辺で複数のホームレスの男性が襲われ１人が死亡した事件で、被害にあった男性の１人は、「自転車に乗った４人組の男に襲われた」と話していることがわかりました。

ＪＲ大阪駅周辺で、１３日未明から２日間に渡り突然、ホームレスの男性が暴行を受けるという事件が相次ぎました。

高架下の歩道で寝ていた富松国春さん（６７）は、何者かに頭を何度も蹴られ、翌日、死亡しました。

司法解剖の結果、死因は頭を強く打ったことによる外傷性くも膜下出血でした。

梅田周辺では、この他にも４０代から８０代の男性少なくとも５人が暴行を受けて重軽傷を負いました。

襲われた４０代の男性は犯人について、「『邪魔やねん』と文句を言われた」「目を覚ましたら４人組の男がおった。みんな自転車に乗っていた」と話しています。

警察は、死亡した富松さんが顔や頭を狙われていることから、殺人事件として捜査本部を設置し、一連の事件が、若い男のグループによるものとみて調べています。

兵庫県尼崎市の住宅から３人の遺体が見つかった事件で、さらに、少なくとも３人の遺体が、兵庫県や香川県などに遺棄されている疑いが強いことが分かりました。

尼崎市の住宅の床下からは、１４日、７０歳くらいの女性と２０代から３０代の女性の遺体が見つかっています。

そして、１５日に見つかった全身を布でくるまれた遺体は、６０歳くらいの男性で、死後数年が経っていることがわかりました。

この住宅を捜索するきっかけとなったのは、去年、大江和子さん（当時６６）の遺体がドラム缶にコンクリート詰めにされた状態で見つかった事件です。

主犯格とされる角田美代子被告（６４）の関係者が、「尼崎市の住宅に３人分の遺体があると聞いた」と証言したことから捜索が行われ、遺体が見つかりました。

この住宅には、８７歳の女性が住んでいましたが、行方不明となっています。

この女性の長男は、角田被告の夫の中学時代の先輩で、一時、角田被告と同居していました。

長男は、ことしの夏、警察に対し「何度も逃げたが連れ戻された。角田被告は恐ろしいので関わりたくない」と話しています。
また、角田被告が住んでいたマンションの住人は、角田被告の印象をこう話しています。

【マンションの住人】
「（角田被告は）無表情でドンとしていて、ボスみたいな感じ」
「怖い人。子分を連れているみたい」

角田被告の関係者は、「他にも３人が殺害され兵庫県と香川県に遺棄された」とも証言していることから、角田被告の周辺で行方不明になっている７人のうち、少なくとも６人がすでに亡くなっている疑いが強いとみられます。

警察は、見つかった遺体の身元確認を急ぐとともに、他に遺棄された場所を特定し、捜索する方針です。

自宅で覚醒剤を使用したとして、大阪府の職員の男が逮捕されました。

１４日夜、大阪市福島区のマンションの前で警戒中の警察官が不審な男を発見し、職務質問しました。

【記者】
「このあたりでぼーっと立っていたところを、警察官に見つかりました。職務質問に対し、『悪いことをしました』と容疑を認めたということです」

男は警察官に対し、「覚せい剤を打ちました」と話したことから、警察が尿を調べたところ、陽性反応が出たため１５日逮捕しました。
覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪府商工労働部総務課の副主査・足立英之（３５）容疑者で、自宅からは使用済みの注射器が押収されました。

【商工労働部・古田総括補佐】
「極めて明るくてまじめ。無断欠勤も遅刻も病気欠勤もない」

警察によりますと、足立容疑者の腕には注射を打った跡があったということで、足立容疑者は調べに対し容疑を認めています。

兵庫県加古川市で、当時小学２年生の女の子が殺害された事件から１６日で丸５年が経ち、警察が情報提供を呼びかけました。

現場近くの加古川市別府町の路上では、事件が発生した午後６時ごろに合わせ、兵庫県警の捜査員らが通行人に情報提供を呼びかけるビラを配布しました。

２００７年、当時小学２年生だった鵜瀬柚希ちゃん（当時７歳）が、自宅前の路上で、何者かに胸と腹を刺されて殺害されました。
事件から１６日で丸五年が経ち、警察は、これまでのべ２万４０００人の捜査員を投入していますが、いまだ犯人の逮捕には至っていません。

これまで４００件近くの情報が寄せられていますが、この一年ではわずか２件に留まっていて、警察は、どんな些細な情報でも提供してほしいとしています。

コンピューターウイルスで遠隔操作されたパソコンから殺人予告が書き込まれた事件で、大阪地検は、当初起訴したアニメ演出家の男性について起訴を取り消す方針であることがわかりました。

ことし７月、大阪市のホームページに殺人予告が書き込まれた事件で、吹田市のアニメ演出家・北村真咲さん（４３）が威力業務妨害の罪で逮捕・起訴されました。

しかし、その後の捜査で、北村さんのパソコンがウイルスに感染し遠隔操作されていたことがわかり、大阪地検は先月、北村さんを釈放していました。

そして、大阪地検は、何者かが北村さんのパソコンを悪用した疑いが強いとして、起訴を取り消す方向で大阪高検と近く協議する方針を固めました。

同じように三重県や福岡県で起きた事件でもウイルスによる遠隔操作が確認され、逮捕された男性らが釈放されています。

このため警察庁は、全国の警察に２００８年４月以降、インターネットで犯行予告が出された事件で、容疑者や被告人が否認しているケースを調査し、実態を把握するよう指示しました。

京都府警が無免許運転の疑いで逮捕した男性について警察官が事実と異なる捜査書類を作成し、男性が釈放されていたことが分かりました。

京都市内に住む３２歳の男性は、今月１０日、山科区でバイクを無免許運転していたとして、道路交通法違反の疑いで逮捕されました。

しかし、男性を逮捕した山科警察署交通課の男性巡査部長（４７）が作成した捜査書類で、走行した距離や方向などに、事実と異なる内容があったことが分かりました。

警察からこの報告を受けた検察庁は、「男性の身柄勾留は不必要」と判断し、１５日に男性を釈放しました。

京都府警は「わざとウソを書いたのか、ミスなのかは調査中」としています。

兵庫県川西市で、自殺した男子高校生がいじめを受けていた問題で、高校は、生徒に行ったアンケートの結果を遺族に開示しました。
しかし、開示されたのは、内容をパソコンで書き写したものでした。

【男子生徒の母親】
「加工されたアンケートを開示されても納得できない。不信感ばっかりがつのる」

両親は、求めていた手書きのアンケートが開示されず、学校への不信感をあらわにしました。
先月２日に自殺した川西市の高校２年の男子生徒（１７）は、同級生から「虫」や「菌」と呼ばれたり、死んだ蛾を椅子の上に置かれたりするいじめを受けていました。
男子生徒の両親は、「真実が知りたい」と高校が２年生全員に行ったアンケート調査の結果について、個人情報を隠した上で、原本で開示することを求めていました。
しかし高校は、「筆跡から個人が特定できる」としてアンケートの内容をパソコンで書き写し１５日、両親に開示しました。
アンケートの中には「虫って呼ばれていた」「本当にしんどそうな顔をしていた」「『虫食べろや』と言われているのを見た」といった回答があり、多くの生徒がいじめを目撃していたことが改めて明らかになりました。
しかし、すでに公表されている以上の新たないじめの記述はありませんでした。

【男子生徒の父親】
「何にも開示になっていない。ごまかされた分を出されて開示したといっているのと一緒。私たちは真実を知りたいだけ」

両親は、県に対してもアンケート結果の原本を開示することを求めています。

一方、滋賀県では、大津市で中学２年の男子生徒が自殺した事件をうけ、県内の公立学校がいじめの件数を再点検したところ、新たに１０５件のいじめが見つかってたことがわかりました。
これで、滋賀県で今年いじめと認定された件数は２２３件となり、去年１年間の２１９件を上回りました。
教育委員会は、学校側がいじめを見逃していた原因について、生徒が遊んでいるように見え、いじめとして発見しにくかったことなどをあげています。

購入する際は、「吸わない」という誓約書を提出してください。
脱法ハーブの規制にむけ、こんな内容を含む全国初の条例案を、和歌山県がまとめました。

「脱法ハーブ」は、「お香」や「アロマ」と称して販売されそれを吸った人が幻覚作用を起し交通事故を起こすなど社会問題になっています。

和歌山県の条例案の特徴は、脱法ハーブとみられる製品を商品名や広告から
「監視製品」に指定し規制する点です。
その上で、業者は、販売する際に製品の「説明書」を購入者に手渡すことを義務づけるほか、購入者は、「説明書通りに使用し吸わない」ことを記した誓約書を提出します。

違反した業者や購入者には、罰金や過料を科す方針です。

【和歌山県仁坂吉伸知事】
「厚生労働省にも条例案を持って行った。本当は国が作ってくれたらと期待している」

購入者に誓約書の提出を義務づけるのは全国初めてで、条例案は１２月議会に提案されます。

神戸市の外郭団体の男性社員が、地下鉄構内の売店からつり銭用の金など３５０万円を着服していたことが分かりました。

神戸市の外郭団体神戸交通振興の課長級の男性社員（５０）は、今年４月から８月までの間に、地下鉄構内の売店１８店舗のつり銭用の金や煙草の売り上げ金など約３５０万円を着服していました。
金は、本社の金庫室に保管されていましたが、男性社員は部屋の鍵を管理していて、勤務中などに金庫室に入り、数万円ずつ着服していたということです。
男性社員は、「体調を崩して仕事に意欲がなくなりパチスロにはまって、金が必要になった」と話していて、ほとんどをギャンブルに使ったということです。

神戸交通振興は、１６日付けで男性を解雇していて、警察に被害届を出す方針です。

近畿日本鉄道の運転士ら３人が音楽ＣＤを無断でコピーして、同僚などに販売していたことが分かりました。

近畿日本鉄道によりますと西大寺列車区に所属する５５歳の男性運転士ら３人は、２００６年の７月頃からレンタル店で借りたＣＤを自宅のパソコンでコピーして、先月までに約２８００枚を同僚などに販売したということです。

ＣＤは１枚１００円〜３００円で売られ、売り上げは１４万円ほどになっていたということです。

男性運転士らは「自ら現金を要求することはなく、利益はでていない」と話していて、近畿日本鉄道は「社内規則に則り処分を行う」としています。

大阪府高槻市の住宅で、２４歳の男に親族３人が刺され、女性１人が死亡した事件で、男は女性の兄とわかりました。
男は、高槻市内で首を吊って自殺しているのがみつかりました。

１５日午後１０時１５分ごろ、高槻市高西町の住宅で、男がこの家に住む作野正光さん（８０）と妻の加知枝さん（７４）・孫の黒田有紗さん（２１）を相次いで果物ナイフで刺し、黒田さんが死亡し、作野さん夫妻が大けがをしました。

刺した男は、亡くなった有紗さんさんの兄・黒田竜未容疑者（２４）で、犯行後、逃走していましたが、その後、高槻市内の倉庫で首を吊って死亡しているのが見つかりました。

【近所の人】
「１０年くらい前かな、お兄ちゃんの（家庭内）暴力があったみたいで、それから見なくなった」

警察によりますと、竜未容疑者は作野さん夫妻の孫で、カバンから見つかった遺書には「祖父母側の親類を苦しめるためにやった」と書かれていたということです。

警察は容疑者死亡のまま、殺人の疑いで書類送検する方針です。

神戸市兵庫区のアパートで女性の胸などをナイフで刺したとして、上の階に住む６９歳の男が逮捕されました。
女性は重傷で、警察が詳しい動機を調べています。

１６日午前１時過ぎ、神戸市兵庫区荒田町のアパートの一室で女を刺したと男から警察に通報がありました。

警察が駆けつけると、この部屋に住む山本弘子さん（５８）が胸や首などをナイフで刺されて倒れていて、病院に運ばれましたが、重傷です。

警察は、同じアパートの上の階に住む太内登幸容疑者（６９）が犯行を認めたことから、殺人未遂の疑いで緊急逮捕しました。

警察によると、太内容疑者が騒音を理由に下の階の住人に因縁をつけることがあったということですが、騒音トラブルは確認されていないということです。

警察は引き続き、犯行の動機を調べています。

１６日未明、神戸地方裁判所龍野支部の事務官の男が神戸市で痴漢をした疑いで逮捕されました。
事務官は容疑を否認しています。

兵庫県の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、神戸地裁龍野支部の事務官・山本和茂容疑者（４７）です。

山本容疑者は１６日午前０時３０分ごろ、神戸市中央区の路上で、ガールズバーの従業員の女性の尻を触った疑いが持たれています。

山本容疑者は、店の近くの路上で女性から声をかけられガールズバーに向かう途中だったとみられ、山本容疑者が女性の尻を触る様子を別の従業員が目撃していたということです。

警察の調べに対して山本容疑者は「そんなことはしていません」と、容疑を全面的に否認しています。

警察によりますと、山本容疑者は逮捕直後、かなり酒に酔っていたということです。

「灘のけんか祭り」で知られる兵庫県姫路市の秋祭りが１５日、本宮を迎え、勇壮な神輿合わせが行われました。

「ヨーイヤサー、ヨーイヤサー」

威勢の良い掛け声とともに神輿がぶつかり合う練り合わせが行われました。

このお祭りは姫路市の松原八幡神社が五穀豊穣を願い行う恒例の秋祭りで、その荒々しさから日本三大荒神輿の一つとして知られています。

ご神体を乗せた三台の神輿は戦の船・軍船がモデルとなっていて、神輿がぶつかり合う様は船べりに付いたカキをこすり落とす動きを再現していると言われています。

会場には多くの見物客が訪れ神輿が音をたててぶつかり合うたびに、歓声があがっていました。