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政治
22日にプーチン氏側近来日、中国牽制の思惑一致
2012.10.19 23:32
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安保会議との対話ルートを構築することで「全体的な日露関係を前進させることで領土問題も進展が期待できる」(外務省幹部)としている。
その一方で、日露安保関係の強化には「対立相手を減らすという意味では重要だが、北方領土問題などでロシアに強く交渉できなくなる」(村井友秀防衛大学校教授)との懸念もある。
19日の日露次官級協議は日本側から斎木昭隆外務審議官、ロシア側からはモルグロフ外務次官が出席。12月の野田佳彦首相訪露に向け、首脳会談で合意する成果文書について日露双方の考え方を提示した。
北方領土問題については「双方が受け入れ可能な解決策を見いだすべく実質的な協議を行う」ことを確認し、意見交換を行った。
斎木氏は尖閣諸島国有化以降の日中関係について説明し、日本の立場に理解を求めた。モルグロフ氏は「日中間での話し合いを通じ、平和的に解決されることを望む」と応じた。(杉本康士、黒川信雄)
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