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米軍の夜間外出禁止始まる10月20日 7時0分
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沖縄県でアメリカ海軍の兵士2人が女性を乱暴したなどとして逮捕された事件を受けて、在日アメリカ軍は19日夜から、兵士の夜間の外出を禁止し、嘉手納基地がある沖縄市では指定された時間が近づくと兵士たちが次々と基地に戻る様子が見られました。
事件を受けて在日アメリカ軍は、事件の再発防止策として、短期の滞在を含めた日本に駐留するすべてのアメリカ軍兵士に対して午後11時から午前5時まで外出を禁止する措置を19日夜から始めました。
このうち、嘉手納基地がある沖縄市の繁華街では、午後10時半ごろになると兵士や軍属たちが次々と店をあとにし、基地のゲートへ向かいました。
外出禁止となる午後11時を過ぎると、軍内部の取り締まりを行う憲兵隊の兵士が店を1軒ずつ回り、兵士が残っていないかどうか確認していました。
飲食店を訪れていた22歳の男性兵士は「逮捕された兵士の行いは許されないことだ。しかし、夜間の外出を禁止されると時間を有効に使えないのであまりいい気分はしない」と話していました。
在日アメリカ軍全体で兵士の夜間外出を禁止するのは今回が初めてだということです。
夜間の外出が禁止されることについて、嘉手納基地を抱える沖縄市の東門美津子市長は「再発防止策のひとつかもしれないが、これだけではどうしようもないと思う。日米両政府が今後、再発防止に向けて、どのような対応をするのか注意深く見ていきたい」と話していました。
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