日航機 配管に亀裂 MD90型機など9機(産経新聞) - goo ニュース

往路:2月17日(土)
→羽田空港:
羽田空港→伊丹空港:ANA143便
伊丹空港→関西空港:ANA143便
関西空港→ :関空快速
運賃:¥9,400(超割)+¥780
2月15日からオープンした南ピアを探訪するために、土曜日昼前の便を選んで帰郷する。
関空方面の搭乗口は、大抵は、北ピアか中央が多いはず。南ピアは、恐らく縁遠いと思うので、無理矢理機会を作らないと様子を知ることは無いだろう。
昨年JALに52回も搭乗したのだから、1タミは、端から端まで知り尽くしているつもりだが、正直言って、2タミの南の方は今まで足を運んだことは無かった。
新装開店なった、南ピアであるが、なんとなくガランとしている。ここまで来ると少し寂れた感じもする。





ある意味、空港で、静かにまったりと過ごしたい時には、南ピアに来るのがお勧めかも知れない。
せっかく、南ピアに来たので、空弁を調達して、だれも居ないベンチに腰掛けて、少し早い昼食とする。
選んだのは、トンポー蒸籠¥700也。味ご飯に卵と豚肉が入ったものである。謳い文句通り、あっさりとした味付けであり、ヘルシーな感じがする。容器は、木材で作られており、本当に蒸して作られているようである。


食事が終わると、出発20分位前になったので、搭乗口56番ゲートへと向かう。言うまでも無く、56番ゲートは北ピアの端である。ここからは、結構な距離がある。2タミの端から端まで歩かないといけない。食後のコーヒーが欲しかったのだが、時間の都合でカードラウンジは諦めることにした。
超割シーズン、昼間の関空便は空いているはず。と予想していたのだが、実際には、結構多くの人が集まっていた。これだけの人が
A320に乗るとなると...
定刻15分前から搭乗開始。
小生の座席は、後ろの方であるので、3列シートに2人掛け状態で、ゆったりしているが、やはり、前の方はぎっしりである。
”本日は満席に近いお客様にご搭乗...”とアナウンスしている。
しかし、その割には、後方座席から優先搭乗させないのはなせだろう?
ANA143便は、ほぼ定刻に出発。この時間帯は、羽田空港の混雑も一段落しているようなので、直ぐに離陸。
その後、小生は、全くの爆睡状態で、ドリンクサービスも無視である。最近、疲れているためめか、飛行機の中でも爆睡することが多い。
下降の気配とベルト着用サインで目が覚めたのだが、窓の外を眺めても、雲の中で、一体、どこを飛んでいるのか皆目見当が付かない。
そのうち異変に気が付いた。大阪湾上空をぐるぐる回っているだけで、一向に着陸する気配が無いのである。
12時25分頃、機長から、関空で
他社機において火災報知器作動のため、
滑走路が閉鎖されている。とのアナウンスが入る。また、滑走路閉鎖の解除を待つため、暫く、上空で待機するとのこと。
この時、この他社機がまさか
JALだったとは、知る由も無かった。
12時40分頃、再び機長からアナウンス。
いつまでたっても滑走路が閉鎖されたままなので、行き先を伊丹空港へ変更するとのこと。
”ええーっ”というどよめきが、あちらこちらから聞こえる。
高度が下がるにつれて、地上の景色が見え出した。大和川と仁徳天皇陵が見える。とすると...と辿っていくと、見覚えのあるマンションの向こうに、辛うじて自宅を確認することができた。ちょっと感激。
大和川を越えると、阪神高速や近鉄大阪線が見える。八尾空港上空を飛んで、長瀬付近を走るアーバンライナーを目撃。こうして空から眺めると面白い。こっそりとデジカメで写真を撮ろうという誘惑に駆られたが、直ぐ後ろにCAさんが座っているので、流石に、それはやめておいた。
それから、大阪の都心に入っていくが、林立するビル群が間近に見えて、すごい迫力である。こんなに低空を飛んで大丈夫かな。という感じがする。

そういえば、時々、大阪市内を歩いていて、時として爆音とものすごく大きな機影を見ることがあった。多分、今頃、下界から見ても、何があったのかと思われていることだろう。
12時45分頃、
伊丹空港に着陸。しかし、指示が若干混乱する。伊丹で降ろすつもりでいたのだが、乗客は、そのまま機内で待機するように。とのこと。
12時50分頃、再び機長からアナウンス。
関西空港の滑走路閉鎖が解除されたので、当機は、給油後に、伊丹を出発し関空へ向かうとのこと。

機内のあちこちで、拍手が起こる。
しかし、伊丹から目と鼻の先の関空まで飛ぶのに給油しないといけないとは、当機もよほど、燃料カツカツの状態で飛んでいたのか。偶々、近くに伊丹空港があったから良かったようなものの(近くに神戸もあるが)、もし、近くに空港が無ければ、どうなっていたことか。考えるとちょっと空恐ろしい気分になる。

着陸後、
特別に13時00分までは、機内での携帯電話使用が許可される。また、給油中はシートベルトを必ず外すように指示される。多分、万一の火災等に備えてのことだろう。何分、初めての経験なので、不思議な感じがする。
ところで
伊丹で降ろして欲しいと申し立てた乗客が居たそうだが、結局どうなったのか? 前方だったので分からずじまいである。
給油が完了し、
13時19分頃、伊丹空港を離陸し、関空へ向かう。
伊丹−関空は直線距離で約40km=25マイルである。マイルが余分に付かないのかな?と、非常時にも関わらず暢気な事を考えてしまう。結果は、もちろん、マイルは付いていない。

当初は、25分程度のフライトと案内されていたが、やはり、厚い雲の中、関空上空をぐるぐる回って到着は
13時50分頃になった。
羽田を出発して約3時間経過。国内線で、これだけ、長時間機内に居たのは初めてであった。
小生は、空いている所に座っていたからそれほどでもなかったが、上述の通り、搭乗率は意外と高かったので、狭い座席で疲れた乗客も多かったのでは?

後で知ったが、当の
JAL2620便は、無事に着陸したとのこと。乗員や乗客にけが人が無くて本当に幸いだった。
しかし、滑走路閉鎖の影響で、関空では、出発便が軒並み遅れている模様である。
カードラウンジで、一服でもするかと思ったが、雨足が強くならない内に帰宅することにした。
いつものように、フライトポイントをタッチする。今回で100ポイント(2500マイル分)を越えた。JALに換えるかANAに換えるか思案のしどころである。

関空からは、何も考えず関空快速で帰宅。
行き先が京橋から天王寺へ変更とのこと。環状線で何かあったらしい。しかし、飛行機で火災報知器が作動するのに比べたら可愛いものである。