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【格闘技】

佐藤洋太が大みそかにV2戦 3大世界戦実現へ

2012年10月17日 紙面から

 WBC世界スーパーフライ級王者の佐藤洋太(28)=協栄=が、大みそかに東京・大田区総合体育館で、東洋太平洋スーパーフライ級王者の赤穂亮(26)=横浜光=を相手に2度目の防衛戦を行うことが、16日決まった。大会ではほかに、WBA世界スーパーフェザー級内山高志(32)=ワタナベ=の防衛戦、元東洋太平洋スーパーフライ級王者河野公平(31)=ワタナベ=のWBA世界王座挑戦も計画中で、3大世界戦になりそうだ。

 佐藤の初の大みそか進撃には、危険な香りがプンプン漂う。赤穂は19勝12KO無敗2分けのハードヒッター。がんがん攻める野性的な戦闘スタイルで、一撃必殺の左フックを武器にしている。佐藤は決して打たれ強くはなく、日ごろから「俺は誰のパンチでも倒れる」と妙な自慢をしている。赤穂の左フックをまともに浴びれば、試合はその瞬間にジ・エンドとなりかねない。

 佐藤の頭を使う変幻自在のマジカルボクシングと赤穂の本能のボクシングは、真逆のスタイル。見応え十分の戦いになることは間違いない。2人は昨年8月、東洋王者の赤穂に日本王者の佐藤が挑む形で試合が組まれたが、赤穂のけがで消滅した因縁もある。

 佐藤には7月8日の初防衛戦後、次の防衛戦の相手に亀田家の最終兵器・亀田和毅が浮上したが、開催地などを巡り決裂。また、同じ岩手県出身の先輩である前WBA世界ミニマム級王者・八重樫東(大橋)とのみちのく対決が浮上したが、八重樫側の都合で消滅した。

 当日はWBA王者のテーパリット・ゴーキャットジム(タイ)の防衛戦も交渉中で、両タイトル戦の勝者が来春にも統一戦を行う流れになりそうだ。(竹下陽二)

 

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