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宮城・石巻 職員不足で正職員採用試験
10月14日 12時7分

宮城・石巻 職員不足で正職員採用試験
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宮城県石巻市は、震災後、職員が不足していることから、30歳以上の社会人を新たに正職員として採用することになり、採用試験が行われています。

会場の石巻市の石巻専修大学には、市内やその周辺から47人の受験者が集まり、午前中から筆記試験に臨みました。
石巻市では、津波で48人の職員が亡くなったうえ、復興業務などから職員不足が深刻になっています。
これまでは、県外の自治体からの応援や、任期付き職員の採用で不足分を補ってきましたが、土木や建築などの専門知識を持つ職員がおよそ40人不足しているため、正職員として初めて30歳から50歳までの社会人を採用することになりました。
採用するのは土木、建築、電気、機械の4つの分野で、14日の筆記試験と12月に行う面接試験の結果で若干名を来年1月に採用するということです。
石巻市人事課の吉本貴徳課長は、「今でも、多くの方が自宅に戻れず、住宅を再建するための用地も確保できていないなか、土木・建築の職員が必要です。正職員を増やすことで、復旧・復興業務を進めていきたい」と話していました。

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