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震災がれき処理 サンマでお礼
10月20日 12時49分

震災がれき処理 サンマでお礼
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東日本大震災で出たがれきの受け入れに感謝しようと、宮城県女川町の漁業関係者が6万匹のサンマを東京・千代田区の公園で無料でふるまいました。

これは女川町の漁業関係者が企画したもので、千代田区の日比谷公園には、東京都が受け入れるがれきの量6万トンにちなんで女川港で水揚げされたサンマおよそ6万匹が用意されました。
サンマはその場で炭火焼きにしてふるまわれ、会場には香ばしい匂いが広がりました。
また、サンマのすり身を酒としょうゆで味付けした女川汁も用意され、訪れた人たちが秋の味覚をじっくりと味わっていました。
サンマの炭火焼きを食べた男性は、「とてもおいしいです。ここまで復興したんだと思うとうれしい気持ちになります」と話していました。
女川町では、がれきが撤去された仮置き場の跡に今月、大型の冷蔵施設が完成し、本格的にサンマが出荷できるようになったということです。
イベントを主催した女川魚市場買受人協同組合の高橋孝信理事長は、「がれきをいち早く引き受けてくれた東京の人には感謝の気持ちでいっぱいです。これからもサンマを食べて応援してほしいです」と話していました。

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