ニュース詳細
サンマ食べて震災遺児を支援 横浜10月14日 20時2分
K10057349711_1210142004_1210142009.mp4
宮城県気仙沼市で水揚げされたサンマを食べてもらい、その収益金を東日本大震災で犠牲になった消防団員の子どもたちの支援に活用してもらおうという催しが横浜市で開かれました。
この催しは横浜市のボランティア団体が震災後の活動で気仙沼市の消防団のメンバーと知り合ったことをきっかけに開かれました。
横浜市西区の会場では気仙沼市で水揚げされたサンマ1500匹が炭火で焼かれたあとふるまわれ、家族連れなどが行列を作って新鮮なサンマを味わっていました。
主催した団体によりますと、気仙沼市では、震災が起きた際、8人の消防団員が住民の避難誘導中などに津波に巻き込まれて犠牲になっていて、今回の収益金はすべて亡くなった消防団員の子どもたちの支援に活用されるということです。
会場では気仙沼市の消防団で副分団長をつとめる尾形修也さんが震災の体験について講演し、「津波が来るまで時間はあったが、すぐに逃げずに命を失った人が何人もいた。地震が来たらとにかく早く逃げてほしい」と訴えていました。
横浜市の39歳の女性は「自分も同じように子どもがいるので、サンマを食べることで少しでも遺児の支援につながればうれしいです」と話していました。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|