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更年期の女性 4人に1人が受診必要10月18日 7時7分
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10月18日は、更年期の女性の健康を考える日、「世界メノポーズデー」です。更年期が専門の医師などで作る学会が、全国の45歳から55歳までの女性にアンケートしたところ、ほとんどの人が「不眠」や「ほてり」など更年期の何らかの症状を訴え、そのうちの4人に1人は、医療機関での受診が必要な状態とみられることが分かりました。
この調査は、日本女性医学学会がことし8月、インターネットで行ったもので、45歳から55歳までの女性515人から回答を得ました。
それによりますと、「不眠」や「ほてり」、「イライラ」など、更年期の症状が1つでもあるという人が97%に上りました。そして、更年期の症状の程度を調べる指標を基に分析したところ、このうちの24%、4人に1人が医療機関での受診が必要な状態とみられるということです。
その一方で、体の不調が更年期に関係するものだと自覚している女性は全体の45%にとどまり、「婦人科のかかりつけ医がいる」と答えた人は17%でした。
“周囲の理解必要”
調査を行った日本女性医学学会の監事で、聖マリアンナ医科大学の石塚文平特任教授は「働く女性が増え、さまざまなストレスが更年期にかかるようになっているので、周囲の人の理解と、身近に婦人科のかかりつけ医を持つことが重要だ」と話しています。
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