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東電 柏崎刈羽原発の地質調査を公開
10月18日 5時26分

東電 柏崎刈羽原発の地質調査を公開
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福島第一原子力発電所の事故を受け、東京電力は新潟県の柏崎刈羽原発の地層の安全性を確かめるための調査を改めて行っていて、その様子を住民に公開しました。

柏崎刈羽原発が建てられている地盤について、東京電力は活断層となる新しい地層ではないと説明しています。
しかし、福島第一原発の事故のあと、地層の年代の評価があいまいだという指摘が専門家から相次いだことから、改めて調査を始め、17日、その様子を地域の人たちに公開しました。
住民たちは、ボーリング調査で、およそ50メートルの深さまで掘り下げて土を採取する様子などを見て回り、東京電力の担当者から説明を受けていました。
調査を見た地元の主婦は、「事業者の調査だけでは不十分だ。納得がいく調査が行われるよう国も検討すべきだ」と話していました。
東京電力は原発の敷地のほかに、隣接する地点やおよそ10キロ離れた地点の合わせて3か所で地層の年代を調べ、来年2月までに報告をまとめることにしています。
柏崎刈羽原発の新井史朗副所長は、「今回の調査を含め、さまざまな情報を集めて住民の不安を取り除いていきたい」と話しています。

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