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殺人証拠握っている…尼崎事件で住人女性の次男 兵庫県尼崎市の民家から3人の遺体が見つかり、多数の行方不明者が出ている事件で、民家の住人女性(87)の次男が、ドラム缶遺体事件の主犯格とされる 次男は東京へ逃げる前、尼崎市にある角田被告の自宅マンションに住んでおり、この頃に弟と知り合ったとみられる。 男性によると、次男と弟は07年秋、足立区に住む弟の昔の仕事仲間に「追われている」と助けを求めた。相談を受けた男性が、経営する飲食店2階の空き部屋を提供。2人は共同生活をし、次男は塗装関係の仕事、弟は日雇いの溶接作業で、それぞれ収入を得るようになり、約半年後、同区内で別々に暮らし始めた。 ところが09年夏頃、男女数人が弟を連れて男性宅に押しかけ、「借金をつくって逃げたので、次男の居場所を教えろ」と詰問。男性が拒否したところ、男らは、弟が住んでいたマンション一室に滞在しながら、次男を捜し回るようになった。 男性が次男に連絡を取り、事情を聞くと「殺人事件について知っている。男らは警察にばらされないよう自分たちを捕まえようとしている」と打ち明けたという。 男らは次男を見つけられないまま姿を見せなくなったが、弟もそれ以降、所在がわからなくなった。住んでいたマンションの家賃も滞納し、09年秋に解約手続きが取られた。 次男はしばらくして東京で病死し、仕事仲間らが葬儀を営んだという。男性は「次男は連れ戻される恐怖におびえながら過ごしていたのだろう。弟も行方不明のまま。2人を苦しめたのは何だったのか。真相を解明してほしい」と話した。 捜査関係者によると、弟は殺害され、岡山県東部の海に沈められたとする証言があるという。
谷本さん身元確認 兄悲痛「情にもろく、困っている人をほっとけない男やった。やりきれない」。兵庫県尼崎市の民家から3人の遺体が見つかった事件で、うち1人と確認された高松市の谷本隆さん(68)の長兄(70)は18日、読売新聞の取材に無念さをにじませた。 長兄によると、谷本さんは、 谷本さんは人付き合いが好きで穏やかな性格。勤務先の建材会社では、こつこつと仕事をこなした。ソフトボールが趣味で、審判としても活躍していた。 約10年前、弟一家が角田被告らに入り込まれてからは、心配して弟宅を何度も訪問。弟の頼みで少なくとも300万円を用立てた。自らも直接金を出すよう求められると、家族に危害が及ぶのを恐れて自宅を離れ、角田被告らが居座る弟宅で寝泊まりした。 長兄も同じ建材会社に勤めており、金銭を要求されて一時社員寮に身を隠した。谷本さんにも入寮を勧めたが、応じなかったという。長兄は「暴力が理由なのか、角田被告から逃げられなかったようだ」と話す。姉妹が角田被告らと高松を出る際は、谷本さんも姉妹を案じて付き添い、それから間もない2003年頃に死亡したとみられる。 谷本さんの妻(66)は「正義感が強い人。冷たく暗い床下に放っておかれたのかと思うとかわいそうでたまらない」と声を震わせた。 (2012年10月19日 読売新聞)
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