ニュース詳細
不審ソフトで遠隔操作ウイルス感染か10月20日 4時6分
東京の幼稚園などに脅迫メールを送ったとして逮捕されたあと釈放された福岡市の男性に、警視庁が改めて話を聞いたところ「事件の前日に不審なソフトをダウンロードした」と話したということで、警視庁はこの際に遠隔操作ウイルスに感染したとみて、近く誤認逮捕と認め男性に謝罪する方針です。
この男性はことし8月、都内の幼稚園やタレント事務所に脅迫メールを送ったとして警視庁に逮捕されましたが、男性のパソコンが第三者に遠隔操作された疑いが強まり、先月、釈放されました。
警視庁は誤認逮捕だった可能性が高いとして19日、福岡市で男性に直接会い、改めて話を聞きました。
警視庁によりますと、男性は「脅迫メールが送られた事件の前日に、インターネットの掲示板『2ちゃんねる』から不審なソフトをダウンロードした」と話しました。
実際に男性のパソコンからこのソフトが見つかり、警視庁はこの際に遠隔操作ウイルスに感染したとみています。
また、男性は逮捕されたとき、容疑を認めていたということですが、その理由について「同居する女性がメールを送ったと思い、女性をかばおうと自分でストーリーを作って供述した。うそをつき続けることはつらかった」と話したということです。
警視庁は遠隔操作を想定していなかったということで、近く誤認逮捕だったと認めて男性に謝罪するとともに、捜査の問題点を検証するとしています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|