米スプリント、クリアワイヤ過半数株を1億ドルで取得
[18日 ロイター] 米携帯電話3位のスプリント・ネクステル(S.N: 株価, 企業情報, レポート)は18日、米クリアワイヤ(CLWR.O: 株価, 企業情報, レポート)の議決権を取得したことを明らかにした。クリアワイヤ株主であるイーグル・リバー・ホールディングスから保有株を買い取ることで17日に合意したとしている。
当局への提出資料で明らかになった。
資料によると、スプリントはイーグル・リバー・ホールディングスが保有するクリアワイヤのクラスA株3090万株とクラスB株の一部に対し約1億ドルを支払う。
これにより、クリアワイヤへのスプリントの出資比率は50.8%となった。
アナリストの間では、議決権の取得でスプリントをめぐる主要リスクは低下したとの見方が出る一方、同社が負債を含めクリアワイヤと決算を連結することになれば、スプリントの財務状況は悪化する可能性もあるとの声も聞かれる。
ウェルズ・ファーゴのアナリスト、ジェニファー・フリッチェ氏は顧客へのノートで、重要な問題が多数明らかになっていないと指摘している。
スプリントによると、同社はイーグル・リバーから今月13日に保有株式の売却意向を伝えられた。インテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)やコムキャスト(CMCSA.O: 株価, 企業情報, レポート)などクリアワイヤに出資する他の株主から売却方法をめぐり反対を受けたため、スプリントとクリアワイヤは売却方法をめぐる論争を避けるため当初案を破棄し、17日にまとまった新たな案での合意となった。
インテルとコムキャストの広報担当者のコメントは得られていない。トムソン・ロイターのデータによると、両社は合わせてクリアワイヤのクラスA株式の約16%を保有している。 続く...
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