紅白歌合戦を観て高橋大輔選手のゴシップ報道を語る
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大晦日の紅白歌合戦は、７年ぶりに紅組が優勝したね。
優勝が決まった時、紅組の司会を務める井上真央さんが、感極まって泣いてしまったんだけれど、あれって、紅組が勝ったから、うれしくて泣いたんじゃないよね？
それよりは、大役を無事に終えることができた安ど感が、あの時どっと押し寄せ、緊張の糸が緩んで泣き出してしまったんじゃないかなと思うんだ。
だって、今の時代、男性対女性で勝負すること自体、意味をなくしていると思うからなんだ。
それが証拠に、７年ぶりの優勝だっていうのに、大御所の和田アキ子さんや小林幸子さんたちの喜びぶりが、そっけなかったじゃない。
それに、負けた男性陣も、誰一人悔しがっていないしね。
そしてそれは視聴者の私たちも一緒。
地デジの完全移行で、どの家庭からも審査に参加できるようになったけれど、一票を投じるわくわく感がまるでないんだもん。
つまり、出演者も視聴者も誰も、勝ち負けなんてどうでもよいと思っている中で、井上真央さんが泣いたもんだから、違和感を覚えちゃったんだよ。
今の世の中、男性と女性に分かれて対戦するというシステム自体、古臭いんだよね。
男性優位社会はドンドン崩れ去ってきていて、昔の女性と違って、今の女性たちは、昔ほどしいたげられた立場にいないよね。だから、特に男性に勝ったからって、留飲を下げるという気分には全くならないしね。
第一、人を男と女に大別して競うってことが、そもそも間違ってるだろうに。
私は特にジェンダー論者ではないけれど、男でもなく女でもない性を持つ人たちを排除しているようで嫌だな。
紅白歌合戦の廃止を含めて、見直す動きがあると聞いたことがあるんだけれど、もし番組を造り替えていくのだとしたら、「男と女の対決」という前時代の遺物を一掃させてほしいな。
そうそう、話は紅白から変わるんだけれど、フィギュアスケートの高橋大輔選手が、ゲイだとする噂を報道したメディアがあるんだよね。
これを見て、またかと思っちゃったよ。
高橋選手に限らず、ゲイだと噂されたフィギュアスケーターは、多くいるんだよね。
一児のパパでもある織田信成選手やパトリック・チャン選手にも、そんな噂があったよな・・・。
これってさ、ひらひらピカピカした衣装で演技するのは男に非ず、そもそもフィギュアスケートは、男のスポーツではなく、女々しい女のスポーツだと思っている輩が多くいることに原因があると思うな。
誤解を恐れずに言っちゃうけれど、別に高橋選手がゲイでもいいじゃんか。
どんなセクシャリティーを持っていようが、そんなこと彼の演技には何のかかわりもないことだよ。
彼の演技は、ゲイである無いに全く左右されることなく、人の心を打つ素晴らしいものなんだから。
紅白歌合戦は過去の遺物となりつつあっても、「男らしい男と、女らしい女しか認めない文化」は、まだ私たちの中に根強く息づいているのかもしれないな・・・。 |