大阪と三重の男性2人のパソコンが感染していた遠隔操作ウイルスは「iesys.exe」(アイシス)と呼ばれるファイル名だったことが10日、捜査関係者への取材で分かった。このウイルスは最近、米国や欧州などで確認され、出回るようになったものと同種とみられるという。
捜査幹部によると、ウイルスは遠隔操作でファイル名の変更や削除ができ、すでに名前が変えられている可能性もある。
2人は無料ソフトをダウンロードした際に感染した疑いが強い。大阪の北村真咲さんはネット掲示板「2ちゃんねる」を経由してダウンロードサイトにアクセスしていたという。
情報セキュリティー会社の担当者によると、同種のウイルスは過去に発見されているが、改変された可能性もあるという。
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