そもそも四大陸に対する思いの差だよ
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昨日夫に、今日もブログの更新をしていないじゃないか。
昼休みに、ひまつぶしに見ているのに。
と、言われた。
言われてみればその通り、ずいぶんブログの更新をしていない。
その最大の理由は、ピグライフ中毒になっているからなんだけれど、浅田真央さんの四大陸選手権の結果を、自分の中でどのように受け止めればよいのかと、決めかねていたからでもあるんだ。
下馬評では、真央さんの圧勝と言われていたのに、ふたを開ければ、アシュリー・ワグナー選手に優勝をかっさらわれ、真央さんは２位となった。
試合を見た当初は、納得いかない思いでむかむかしちゃったよ。
でもね、今はようやく落ち着いてきて、まあいいか・・・と思えるようになったんだ。
だってさ、四大陸選手権にかける思いが、ワグナー選手と真央さんでは、まったく違っていたんだもん。
ワグナー選手は、アメリカのスケート人気を復興させるために、地元アメリカで開催される今回の大会で、高成績を収めて優勝する必要があった。
それこそスケートアメリカで優勝した自分の使命だと、心に刻んでいたに違いない。
一方の、真央さんにとっての四大陸選手権は、３月に開催される世界選手権で、自分が納得のいく最高の演技を披露するために、いろんなことを試す場であり、優勝が最大の目的ではなかった。
だから、今回の結果を悔しがる必要なんて、まったくないんだって思うようにしているんだ。
なになに？負け惜しみだって？
そんなことないもん！（笑）
その証拠に、真央さん自身、２位になったことを、全然悔しがっていなくて、３アクセルを試合に入れることができたことを、何より喜んでいるじゃないの。
今まで回避せざるを得なかった３アクセルを入れても、他の要素で大崩れせず演じきれたことは、次につながる。
きっと今頃、四大陸で３アクセルの好感触をつかんだ真央さんは、練習でもかなりの確率で３アクセルに成功しているに違いないよ。
不安材料は、３アクセルが決まりだしたのは、コロラドスプリングスという高地だったためで、また元の気圧に戻れば、跳べなくなってしまうのではないか？ということだ。
その可能性はあるけれど、四大陸に来る前の日本での練習で、いいところまで来ていたというし、跳べた感覚を体が覚えているうちに練習を繰り返せば、高地でなくても回転不足にならないで降りてこれるようになる可能性のほうが大だと思うな。
だって、四大陸の会場となったコロラドスプリングスで、日々練習しているパトリック・チャン選手がいい例だよ。
彼は、平地での試合では４回転が跳べない？
そんなことないよね。
つまりさ、ジャンプの感覚がしっかり身につけば、気圧の差など軽々乗り越えることができるんだよ。
うふふっ。
そう考えると、真央さんにとって四大陸に出場したことは、相当プラスに働いているわけだ。
あの酸素の少ない高地で、難度の高い３アクセルに挑んだあとに、課題だった２アクセルー３トーループの大技に成功したことも大いに賞賛したいし、体力がいつも以上に限界を迎える終盤の３ループを決められたことは、誇るべきことだよ。
大丈夫。心配ない。
今回完璧な演技を披露して安心してしまうより、課題が明確になったことのほうがプラスに働くはず。
あの笑顔の真央さんに勝算を見た。
間違いない！
フランスのニースで開催される世界選手権で、最高の「シェヘラザード」と「愛の夢」が見られることを期待して、じっと待つことにしよう。
楽しみだ・・・。 |