アートか、卑わいか…風船に下着?湘南台駅構内の展示に物議/神奈川
カナロコ 10月18日(木)23時0分配信
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風船にパンツやブラジャーを付けたバルーンアート。通行人の中には立ち止まって見上げたり携帯電話で写真を撮っていく人もいた=小田急江ノ島線湘南台駅 |
地元の祭りのPRで小田急江ノ島線湘南台駅の地下通路に設置されたバルーンアートが撤去されることになった。一部住民から「卑わいだ」との苦情を受け、主催者が決めた。依頼を受けて制作したアーティスト男性は「残念だ」と話し、展示の継続を望んでいる。
作品は、27、28日に開催される「藤沢市民まつり 湘南台ファンタジア」を盛り上げようと実行委員会が、バルーンアートで実績のある北川純さん(47)=横浜市磯子区=に制作を依頼した。
北川さんは、祭りの人気イベントで恒例のサンバパレードをイメージした作品に仕上げた。天井からつり下げられた直径数十センチ程度のバルーン50個には、女性の下着に見える手作りのサンバの衣装が着けられている。巨大な下半身型バルーンもセクシーな衣装をまとう。
今月9日の設置後、地域住民から「即刻撤去を」などと藤沢市湘南台市民センターに苦情が寄せられた。市職員が数件の苦情内容を実行委へ伝え、実行委の役員が現地を確認、撤去の方針を決めたという。
撤去を伝えられた北川さんは「何の反響もないのはつまらないアート。批判があってもいい。ただ、撤去という結論は残念だ。予定通り展示を継続してもらいたい」と話す。
子連れでバルーンを見上げていた主婦(36)は「インパクトがある。撤去しなくてもいいのでは」と好感。無職の男性(74)は「子どもが見たらちょっとね」と苦笑いしていた。
祭り最終日の28日まで展示予定だったバルーン作品は、20日に撤去される予定。
最終更新:10月18日(木)23時0分
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