英ヘッジファンドのマン、顧客資産の流出止まらず
[ロンドン 18日 ロイター] 英ヘッジファンド運用大手のマン・グループ(EMG.L: 株価, 企業情報, レポート)は18日、第3・四半期は同社のファンドからネットで22億ドルの顧客資産が流出したと明らかにした。5四半期連続の流出超で、流出額は第2・四半期の14億ドルから拡大した。同社は、改善の兆しはほとんど見られないとしている。
同社のピーター・クラーク最高経営責任者(CEO)は「資金フローは厳しい状態が続いている」と述べ、第2・四半期に比べ流出額が拡大したのは低マージンのファンドに集中したと明らかにした。
同社によると、総資産は第3・四半期に14%増加し、600億ドルとなった。ファンド・オブ・ファンドの運用会社FRMを買収したことが資産を押し上げた。
同社株は資本流出やファンドのリターン低迷を受けて、昨年初めから70%近く下落している。
同社にとって最大の問題は旗艦ファンドであるコンピューター運用のAHL(運用資産163億ドル)のリターン低迷で、同ファンドのリターンは昨年がマイナス6.4%となったのに続き、今年もこれまでに0.6%のマイナスとなっている。
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