尼崎連続変死:男女不明の直後、警察相談応じず
毎日新聞 2012年10月17日 13時51分(最終更新 10月17日 15時36分)
兵庫県尼崎市の連続変死事件で、行方不明になっている男女2人の親類の男性が16日、取材に応じ、「行方不明になった後、警察に相談したが相手にされなかった」と話した。
◇香川、兵庫の3署
2人は角田美代子被告の息子の妻の角田瑠衣被告(27)の姉(29)と伯父(68)。2人ら家族は高松市内に住んでいたが、親類男性によると、2人は03年ごろ行方不明になったという。
直後に姉の父親と男性の2人で香川県警高松東署と高松南署、兵庫県警尼崎東署を訪れ「娘と兄が連れて行かれた」と相談したが、「事件ではないので動けない」などと言われたという。父親は、ドラム缶詰め遺体事件発覚後、改めて兵庫県警に相談し、捜査が進展した。
香川県警は「事実関係を調査している」としている。【鈴木理之】