鳩山由紀夫首相は26日、江崎玲於奈氏ら歴代のノーベル賞受賞者6人を首相官邸に招き、科学技術政策について意見交換した。行政刷新会議の「事業仕分け」で、科学技術予算の廃止・削減の判定が相次いだため、受賞者は科学技術への「格別の配慮」を要望。首相は「科学技術を抑制しているような印象を持たれるのは本意ではない」と応じ、判定見直しの可能性を示唆した。
訪問したのは江崎氏のほか、利根川進、白川英樹、野依良治、小柴昌俊、小林誠の各氏。(共同)
コメント:
仕分けを「茶番」と事実上の「首相」たる民主党・小沢氏が、先日言い切っているわけで、予定調和のうちに幕引きされるよ。
科学者たちは、自らも「生活者」なんだから、首相に次のように言ってやればいいのに。
ここまで、科学技術を無駄だとし、その価値をないがしろにした。
この国の科学の仕事に携わる人の「価値」を否定した。(実際、そのような、言動も仕分け人からあった。)
予算を削るということは、そういうこと。
そこまでやるのは、何のため?そのお金を、どこにつぎ込むの?
確かに、科学技術関連でも、異様な重複予算があって、それを精査されるのは仕方ない面もある。
われわれも、現状の経済状況をみたとき、この時期に大幅増額なんて、期待はしていない。我慢するところは、我慢する。
・・・でも、そこで抑制された分は、どこへいくの?普通の生活者の懐に平等かつ公正に入るのか?いつ景気回復するの?、それとも、しないのか?
われわれに、10年先どころか、25年先の未来に、どんな技術になってるかを説明しろとまで言っている(5年で30億から50億円を供与される例の「最先端研究費」の計画書・・・受かったチームのみが書く書類には、そんな項目がある)のだから、以上を「われわれに、わかるように説明してほしい」。
仕分け人は、わかりやすく「技術論」に入らず、聞かれたことにだけ答えて欲しいというが、以上の事柄を、そのように答えて欲しい。
えっ、できない?。(そりゃ、できないでしょうね・・・「未来」の話は(笑)。)
だったら、それこそ、こんな議論に時間を費やすのは、まさに無駄でしょ(笑)。
少なくとも、ほぼ現状を維持でOK?
そして、このような絵図を描いた、財務省キャリアに対しては、科学者は次のように、どうぞ。
「(事実上)財務省キャリア養成機関の東京大学の教育は、どうなっているのか?」
「一体、どんな教育をすれば、科学技術予算の大幅カットという絵を書くようになるのか?」
東大総長殿・・・「教育責任者」としてのご説明を!
一回、上記のように、Mediaも、聞いてみたら?国民の皆さんも興味があると思うよ(笑)。
別件(研究の話)で、昨日、今日、私のところに、取材に来た国内大新聞の記者さんらには、上記のようにいっておきました。
あと、チャレンジの「機会」を与える社会にするためのいくつかの案も・・・このことは、また、機会があれば触れることにしましょう。
なお、iPS細胞の特許の話を、書こうかと思ったけど、私が、ここで書くと、どうも、「日本の戦略暴露」になってしまうので、やめておきます。