趙重衍サッカー協会会長、次期会長選に不出馬表明

 大韓サッカー協会の趙重衍(チョ・ジュンヨン)会長=60=は17日、来年1月に行われるサッカー協会の次期会長選挙に出馬しない意向を表明した。

 趙会長は同日、サッカー協会内部の通信ネットワークを通じ「今の任期を最後とし、次期会長選挙には出馬しない」と表明した。趙会長は2009年1月に同協会の会長に当選し、10年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でのベスト16入り、今年のロンドン五輪での銅メダルなどの成果を挙げたが、昨年は韓国代表の趙広来(チョ・グァンレ)前監督を正式な手続きを踏まずに更迭したほか、不正を働いた職員に巨額の退職慰労金を支給するなど、ファンから強い非難を浴びた。最近ではロンドン五輪3位決定戦で物議を醸した朴鍾佑(パク・チョンウ)の「独島(日本名:竹島)セレモニー」をめぐる対応がスムーズでなかったとして、19日に予定されている文化体育観光放送通信委員会(文放委)の国政監査の証人に選ばれた。

 大韓サッカー協会はこれについて「趙会長はW杯最終予選の韓国-イラン戦を観戦した後、17日にスイス・チューリッヒに移動し、国際サッカー連盟(FIFA)関係者と会って朴鍾佑の問題について話し合う予定。業務のため国政監査に証人として出席することはできない旨、文放委に事由書を提出した」と説明した。

チャン・ミンソク記者
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