【米研究】たった2時間睡眠が減るだけで、新しい記憶が完全に脳から抹消されてしまうらしいゾ!!

公開日時:2012年10月17日 13時42分 更新日時:2012年10月17日 13時42分
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物事を覚えたければ、睡眠をとると良いというのは知られているが、米大学が実施した最新の研究で、1日の睡眠時間がたった2時間減るだけで記憶力が低下することが明らかになった。

米ペンシルバニア大学がマウスを使っておこなった実験によると、睡眠時間を通常より20%減らされたマウスは、それまで記憶していたタスクをすっかり忘れてしまったそう。同大学のTed Abel教授は、「今回の実験で最も重要なのは、わずかな時間でも、脳内での記憶の連結に影響が出るということだ」とコメント。通常7~8時間とるべき睡眠が、5~6時間になってしまうことはざらにある。つまり私たちは、毎日何らかの記憶を失っているのに、それさえ覚えていないということになるのだ。

では、失われた記憶は、他の日にたくさん睡眠をとれば取り戻せるのかというと、そうではないとAbel教授。睡眠不足によって一度失われた記憶は二度と取り返せないそうで、これが、「夫に何か頼みごとをしても次の日になったら完全に忘れている」という現象の原因だとか。その夫は決してバカで物覚えが悪いのではなく、ただ記憶を脳に定着させる時間がなかっただけ。どんなに叱りつけても記憶が戻ることはないので、諦めて再度伝えてあげた方が早いといことを覚えておこう。

コメント
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  • うううむ、怖いですね、睡眠は大事ですね…。