2008年03月14日

沖縄の子ども達にとっての現実世界【追記あり】

イージス艦の事故が起き、沖縄米兵による婦女暴行事件の報道はめっきり少なくなってきました。
しかしネット上では、そこかしこで有意義な議論が続いています。

【追記】3月13日
************************************************************
今日、たまたま、はてなブックマークのコメント欄で、この記事に対する、すばらしい突っ込みを見つけたので、それについて。
zu2 親戚知人には米国人がいるのが普通なんだよね、沖縄は。隣人政策以前にそういうことを押えないと。

zu2さん、ご指摘感謝です。

その通りですね。これを取りこぼすとは・・・。
私の「バカの壁」発覚です。
本人的にはかなりショックを受けてますが、それは置いといて。
沖縄の子ども達は、日常的に知人や友人、親戚である米兵と接しているのですね(被害者がそうだったかどうかは、分からないけども)。
そうであれば、米兵に対する垣根は一層低いと思われ・・・。
おっしゃるとおり政策以前の問題です。

この記事のコメント欄での議論も続いているので、トップにあげてみました。

************************************************************

そして、いまだに被害者へのバッシングも続いています。
「夜遅くに中学生が繁華街にいる事自体がおかしい」「知らない人について行かないのが常識」など、同じせりふをイヤというほど見かけました。まるでコピペではないかと思うほど・・・。

昨年1月に沖縄に行った時、地元の保健師さんから「沖縄は夜が始まるのが1〜2時間遅いんですよ」と教えられました。かの事件では中学生が繁華街にいた時間が問題とされていますが、沖縄特有の時間の感覚とがあることを考慮していないように思います。(単に知らないだけかもしれませんが)
また、容疑者と被害者が出会った場所は「繁華街」と報道されていますが、バス停の前(沖縄には電車が走っていませんので、バスが主要な交通機関です)の大きな交差点のあるところで、目の前には警察署、近くには市役所や住宅も学校もあり、私たちの感覚に変換すると、そこら中にあるような駅前商店街のような所だと言うことです。けして風俗店や飲み屋が立ち並ぶような所ではないとのこと。

以上のような彼女にとっての現実を私たちの感覚に置き換えると「女子中学生が、専門学校の卒業制作ファッションショーを見に行った帰りに、7時ごろ、近くの駅前で友人達とアイスクリームを食べた」というところでしょうか。この状況に私は全く問題を感じません。

「知らない人について行かない」あるいは「米兵は怖いと分かっているのに・・・」などの非難についても、沖縄に住んでいる14歳の少女の現実と私たちの感覚に大きなギャップがあることを知りました。
そこには、今まで余り言われていなかった、もう一つの沖縄特有の問題があったのです。
以下の2つのエントリを読むことで、いかに自分が無知であったか目を開くことができました。お二人には深く感謝しています。
実際を経験してない私には余り深いことが書けません。
ぜひ、以下のエントリをコメント欄までお読みいただきたいと思います。

吉雄777さんの 雑記帳・メモ:良き隣人活動『Good Neighbor Program 』
http://plaza.rakuten.co.jp/yoshio777/diary/200802200000/
shinakosanさんの SHINAKOSAN IS OKINAWAN:少女暴行事件
http://shinakosan.ti-da.net/e1965990.html

両エントリともに「良き隣人となるための活動」とか「良き隣人政策」といわれるものがキーワードになっています。私もその政策は名前ぐらいは知っていたはずなのですが、内容については全く知りませんでした。

検索をかけても殆ど情報がありませんでしたが、日本政府が発信しているものと在日海兵隊のHPのものを見つけました。

防衛省 情報検索サービス
http://www.clearing.mod.go.jp/
在日米軍の「良き隣人となるための活動」
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2000/column/frame/ak121004.htm
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/1999/column/main/ak113000.htm

在日海兵隊HP
http://www.kanji.okinawa.usmc.mil/
「コミュニティー」
http://www.kanji.okinawa.usmc.mil/Community/Community.html

「良き隣人となるための活動」で、どういった事が行われているか簡単に説明すると

楽しげ・・・。授業






・基地周辺の児童養護施設や老人ホームを訪問し、プレゼントを贈ったり施設の修理をする
・海辺の清掃活動など年間さまざまな地域活動への参加
・各地の部隊は毎年1回はフレンドシップ・デーなどのイベントを開催
・沖縄県内の学校でボランティアの英語講師
などなど

防衛省 情報検索サービスには
このほかにも多くのボランティア活動を行っていますが、いずれも、地域に対して自分が何か貢献できないかといった米軍人の自発的な意思に基づくものであるとのことです。

と書いてありますが、これは詭弁でしょう。
良き隣人となるための活動が行われるようになった経緯は
米国軍事戦略の転換(朝日新聞の過去記事のようです)によると、
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/kak2/1210032.htm
 
沖縄の駐留米軍への地元の理解を深めてもらおうと米政権が「良き隣人政策」の強化を打ちだしてから五年が経過した。クリントン大統領も七月の沖縄サミット出席の際、米兵に「良き隣人であれ」と命じ、少しでも反発を和らげるよう望みを託した。             (中略)
 良き隣人政策は一九九五年の海兵隊員による小学生暴行事件で激しい反米感情が起きたことを受けて強化された。沖縄駐留体験を持つペリー国防長官(当時)の後押しも受けた。  
          (中略)
 宮城町長は「この政策は、問題が起きた時に政治家が唱えるスローガンのようなもの」と言い、最終的に基地削減に結びつかなければ意味を持たないと判断している。
 米国防総省当局者も沖縄の米軍の変化は「基地が市民生活に与える悪影響を減らし、前向きの影響を増やす」狙いだと説明。「兵力や米軍機能の削減への期待を持つのは誤解だ」と、双方の思惑がすれちがっていることをはっきりと認めている。(ワシントン共同=杉田弘毅)
                      

結局の所、反基地感情を和らげる為に、日米政府が一体となって推し進めてきた「政策」に他なりません。
沖縄に住む子ども達は「米兵は怖くないよ」と日々教育されています。
フレンドシップ・デーでは制服姿の米兵達とふれあい、教室で米兵から英語を習い「怖がらずに、片言でも良いから米兵に話しかけよう」と推奨されます。

このことをカウンセラーという立場で考えてみると・・・。
カウンセリングの場においてはクライアントの内的準拠枠に基づく共感的理解が大切だと言われています。内的準拠枠とは「その人の感じている現実世界とそこから見た世界観」とでもいえましょうか。自分にとっての世界とは違う、相手の持っている現実世界を知ることがとても難しいのですが、それを諦めてしまっては、本当の共感は生まれません。

「共感」はカウンセリングの場に限らず誰にとっても他者を理解する上で必要なものです。たとえその人にとっての現実が分からないとしても、理解する努力を続けることが大切なのだと思います。

私は自分の知らなかった、沖縄の子ども達が置かれている現実世界を知ることで、この事件の被害者に対する理解が少しだけ深まったように思います。

沖縄に住んでいない私たちが、この少女に「米兵はこわいんだから・・・」と言っても説得力はないでしょう。こういう現実があることを知らないことは罪ではありませんが、知ってしまった以上、そこから見えてきたものを元に議論を進めていく必要があると思っています。(それを知ってもまだ、ヘリクツを言い続ける人がいるのは悲しいことです)


↓この記事は次のエントリにTBさせて頂きました。↓

■雑記帳・メモ:良き隣人活動『Good Neighbor Program 』
http://plaza.rakuten.co.jp/yoshio777/diary/200802200000/
■SHINAKOSAN IS OKINAWAN:少女暴行事件
http://shinakosan.ti-da.net/e1965990.html
■かめ?:沖縄少女暴行事件を政争の具にしているのは、誰だ!?
http://blog.livedoor.jp/gegenga/archives/51320519.html
■vanacoralの日記:産経・花岡信昭氏の「鬼畜」っぷりがひどい
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20080212
■チラシの裏にでも書いとけ:情報源流用
http://writeinthebackofads.seesaa.net/article/86765852.html


↓当blog:関連記事↓

被害者の非を言い立てる人達へ
http://blogs.dion.ne.jp/akiras_room/archives/6835395.html
地雷
http://blogs.dion.ne.jp/akiras_room/archives/6830480.html
批判にお答えします。(追記あり)
http://blogs.dion.ne.jp/akiras_room/archives/6826985.html
怒りで・・・。
http://blogs.dion.ne.jp/akiras_room/archives/6820987.html
産経新聞の見識を見た
http://blogs.dion.ne.jp/akiras_room/archives/6811886.html

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この記事へのコメント
TBありがとうございます。
そして、紹介いただきありがとうございます。

良き隣人政策にて、迷彩服の兵士が異文化交流をしている。
それは多くの方に知ってもらいたいことです。
その兵士が、英語を教えるために
異文化交流するために来た 一般の方ならいいのです。

職を限定した「異文化」交流。それはとても危険です。
それはアメリカの文化に触れるのとは違うと私は考えます。

そして、これからの日本でも
そもそも兵器を、戦争を放棄した国で
食わず嫌いを直すような政策は繰り広げられていると思うのです。
なぜか、基地移設をするのだし
おもいやりとして、日本の税金を大量に使うのだから。

沖縄だけの問題ではありません。
しかし、沖縄をしることも近道かもしれません。

ご紹介ありがとうございました!
また来ますw
Posted by 吉雄777 at 2008年02月24日 20:46
>吉雄777さん
コメントありがとうございます。

お二人の記事を少しでも多くの人に読んで欲しくてご紹介しました。
あの記事を書いてくださって感謝しています。
学ばなければならないことが沢山あります。

元記事に書かれていたことの10分の1も伝えられませんが、私なりにメッセージを出し続けられればと思います。
私も、また伺いますね。
Posted by akira at 2008年02月24日 21:20
「被害者も軽率だった」と言い立てる人がまた来たので
「ここを読め。それでも同じことを繰り返すのなら削除する」と宣言いたしました。

でも、きっと
>それを知ってもまだ、ヘリクツを言い続ける
のだろうなあ。。。
Posted by gegenga at 2008年02月24日 22:49
>gegengaさん
まいどです。

>「被害者も軽率だった」と言い立てる人がまた来たので
>「ここを読め。それでも同じことを繰り返すのなら削除する」と宣言いたしました。

見てましたよ〜。
あっちにも、こっちにも、出てくるのですね。
いちいち相手するのもめんどくさいし、そういうコメントを書き込むと、自動的に「ここを読め」ってリンクが出てくるような方法ないですかね。(あるわけ無いけど)
Posted by akira at 2008年02月24日 23:01
削除しても、削除しても、連投してくるので
コメントの設定を下書きに回るようにして、寝ることにしましたー。

おやすみなさ〜い。
Posted by gegenga at 2008年02月24日 23:14
>gegenga さん
そりゃ、お疲れ様です。大変でしたね。
ゆっくり休んでください。
Posted by akira at 2008年02月24日 23:38
TBありがとうございました。
良き隣人政策については、初めて知りました。
勉強になりました。
Posted by 中年 at 2008年02月25日 18:56
>中年さん
コメントありがとうございます。

一個前の記事にコメントつけたかったんですが、難しくて何もかけませんでした(爆)
Posted by akira at 2008年02月25日 22:51
はじめまして。miyabiと申します。

良き隣人政策というものを初めて知り、大変参考になりました。

ところで、本エントリで貴方がおっしゃりたいことは、「その政策によって、沖縄の少年少女が知らない米兵にも容易について行ってしまうような教育がすりこみでやられていることに問題があり、そのような政策は廃止または方向修正し、知らない米兵にはついて行かないような教育を実施すべきである」ということでしょうか?(間違っていたら申し訳ないです)

私は上述の意見に賛成です!このような教育は一刻もはやく廃し、少年少女を守らねばなりません。

ただ、この記事(http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/124963/)では、18歳の少女が「以前から米兵に話しかけられても相手にしない」と述べており、沖縄県内でも米兵に対する感情には温度差があるようなので、この良き隣人政策が実際に少年少女にどれくらいの影響を与えているのか、データを提供しているページを紹介して頂きたく、よろしくお願いします。
Posted by miyabi at 2008年03月02日 05:25
あと、本エントリについて、「知らない人について行かないということ、それ自体は正しいが、沖縄については良き隣人政策によって子供たちが知らない人について行ってしまうような教育が行われているので、沖縄の子供について言えば、知らない人について行かない云々といった批判はお門違いである」と解釈してよろしいでしょうか?(間違っていたらすいません。)
Posted by miyabi at 2008年03月02日 09:51
>miyabiさん
コメントありがとうございます。

>知らない米兵にはついて行かないような教育を実施すべきである

私は、すべての米兵が危険であるとは思ってないのですが、中には怖い人もいるわけですね。米兵を一括りにして「怖くない」と思いこませようと(沖縄県民の反基地感情を和らげるために)こういった教育がい行われていたことは驚愕でした。
この教育も含めて、沖縄県以外に住む私たちは沖縄独特の感覚や現状を知らないのだから、自分達の感覚で非難するのは意味がない。というのが私が書いた記事の趣旨です。

>18歳の少女が「以前から米兵に話しかけられても相手にしない」と述べており、沖縄県内でも米兵に対する感情には温度差がある

どこまで政策が浸透し、どれぐらい影響力を持っているのかは、年齢的なことも関係するのでしょうね。教育がちからを持ちうるのは何歳ぐらいまでなのか・・・。14歳と18歳では経験値が違いますから、その二人を比べるのは余り意味がないことなのだろうと考えます。
データについては、私も知りたいです。小学生の米兵に対する感情、中学生の米兵に対する感情・・・(以下略)など、年齢別に「政策」がどれほど影響を与えているかという調査をすべだと思いますが、そういった調査があったかどうか私には分かりません。しかし、日米両政府が関与している政策なので、効果の程が分からないままに何年も続けられているとは考えにくく、それなりのアンケートや授業後の感想文などは、調査されているものと想像します。

>知らない人について行かないということ、それ自体は正しいが

正しいとか、間違っているとか、そういう次元で書いてはいません。
私自身は、自分の子どもに対して小さい頃から、知らない人について行かないと教えていますが、もし、ついて行った結果何かが起きたとしても「ついて行ったからだ」と子どもを責めるようなことはしないでしょう。苦しんでいる本人を、それ以上苦しめるの必要を感じません。また、知っている人の方が危険な場合が多いですし、「ついて行ったこと」それを非とするのは簡単ですが、それだけでこういった被害が無くなるとは思っていないので。

>沖縄の子供について言えば、知らない人について行かない云々といった批判はお門違いである

関連エントリをお読み頂いていれば、私が何を考え、このシリーズを書き続けているか分かって頂けると思います。性暴力被害者一般に対する自己責任論に対する批判であり、このエントリは、それプラス沖縄特有のファクターについて書きましたので、このエントリのみから、上記の結論を導き出されたのでしたら、他の記事もお読みくださいと言うしかありません。
Posted by akira at 2008年03月02日 13:42
お返事有難うございます。
>沖縄県以外に住む私たちは・・・自分達の感覚で非難するのは意味がない・・・<
⇒少なくとも子供が見知らぬ大人について行ってしまったことについて、沖縄の現状がどうあれ、沖縄社会に対して「お前らどんな教育してんだ!」と批判することについては、正義があると私は思います。
というのは、子供が見知らぬ大人に云々ということの危険性は、沖縄に限らず、全国、全世界共通です。
こういった普遍的なことについては、我々にも批判する資格はあると私は思います。

>自分の子どもに対して小さい頃から、・・・子どもを責めるようなことはしないでしょう。<
⇒全く同感であります。やはり人であれば、望むのは人の幸せ、沖縄の少女の幸せであろうと思います。

>性暴力被害者一般に対する自己責任論に対する批判・・・<
⇒ある女性が、見知らぬ男性について行って乱暴された場合、私はこの男性が一方的に悪いと思う。
しかし、女性に乱暴をするような馬鹿(下品な言葉を使って申し訳ないが)が現実にいる以上、犯人が悪いと叫ぶだけでは、このような不幸な犯罪はなくならないと思う(当然犯人に対する適切な処罰は必要だが)。
やはり女性にも注意すべき点があると思う。いくら犯人が悪いと言ったところで、結果として女性が不幸になっては取り返しがつかないわけで、そうならないために有効な手段として、女性も注意すべきだと思います。

このような意味において、沖縄の「少女が無防備だったことが残念」などの自己責任論(?)には賛同できる。
しかし、「少女が悪い」などという意見は明らかに暴論であろうと思う。少女は悪くないんだけど、少女が無防備であったことは客観的な事実であり、そして、少女の選択肢の中に、彼女自身が不幸にならずに済んだ道があったことがただ残念で、やるせない、と私は思います。
(まだ事件の真相は明らかになっていないので、こういう書き方をすると語弊があるかもしれない。)

>データについては、私も知りたいです。<
確証が欲しいですね。
しかし、良き隣人政策だけの影響かどうか(または影響があるかどうか)は不明ですが、少女が見知らぬ大人について行ってしまう現実がある以上、どこかしら教育が歪んでいるのでしょう。
本エントリ(とリンク先)は、この現実を浮き彫りにする大変重要な問題提起をされていると思います。今後とも貴方のご活躍をお祈りします。
Posted by miyabi at 2008年03月02日 17:47
>miyabiさん

>子供が見知らぬ大人に云々ということの危険性は、沖縄に限らず、全国、全世界共通です。
>こういった普遍的なことについては、我々にも批判する資格はあると私は思います。

批判する資格とか、正義とか、当てはまらない問題だと思いますので、申し訳ないですが同意できません。
被害者に非があると言う人達は「未被害者」なだけです。自分が未だ被害にあったことがないということは単なる偶然ですよ。

>>性暴力被害者一般に対する自己責任論に対する批判・・・<
⇒ある女性が、見知らぬ男性について行って乱暴された場合、私はこの男性が一方的に悪いと思う。
(中略)
>女性も注意すべきだと思います。

性暴力の被害者は女性だけではありません。交通事故ではないのです。被害者に責任の一部を問うことは、加害者の責任を減じてしまうのだと、重ねて申し上げます。
反論したい部分は沢山ありますが以下略ということで。

>本エントリ(とリンク先)は、この現実を浮き彫りにする大変重要な問題提起をされていると思います。今後とも貴方のご活躍をお祈りします。

ありがとうございます。
Posted by akira at 2008年03月02日 20:32
無防備とは 批判精神なしに何かを受容させられていること、でもあると思います。

それであるならば、とりもなおさず、大人の私たち日本人は、アメリカ発の言論と彼らが敷く路線に対して、無防備に受容させられています。

この国は無防備に アメリカの資本に市場を開きました。小泉と竹中を売国奴と呼ぶ声を今頃にナって聞くかと思いますし、労働市場が荒れていることで気がついているかもしれません。そうです、無防備だったのです。

この国は無防備に軍事的拠点を提供し、無防備に世界の紛争に足を踏み入れています。

少女の頭の中を云々する前に、行動を云々する前に、私たちは無防備ではないのか、妄信していないのか、ついていく先はどこなのか、途中でノーが言えるのかあるいは言えなくてずるずる・・なのか。大人である私たち自身が問い返す場面ではないかと思います。

基地について 何もいえないのは 恥ずかしいことではないのか?

軍人に何もいえなかった点で、ずるずる引きずられている点で、大人である私たちは 誰を非難できましょうか。
Posted by sky at 2008年03月05日 14:11
>skyさん
こんにちは。

miyabiさん宛のコメントなのかしらと思いつつ・・・。
沖縄のことだけでなく、私は外交とか国防とか、政治のことなんかもきちんと理解できていません。というより無関心に生きてきました。
飼い慣らされた家畜のように無防備だったと思います。
それでも何とか生きてこられた時代は、もう終わってしまったんだと思います。
Posted by akira at 2008年03月05日 14:55
miyabiさん宛のコメント>ええ、そうなんですが。
つまり 他者を責める暇があれば
足元の自分を見直そうという意味です。

無防備だったなお前、と他人に言う暇があれば
自分は無防備じゃないのか 考えようという意味です。
自分は軍人に洗脳されていないのか
自分はアメリカに洗脳されていないのか
考えてみれば恐らく 少女の無防備以前に
私たち日本人は とても無防備にアメリカを信じきっているのです

でも すでにどなたもご承知のように
アメリカは 自国の都合で軍備増強させた国を
そのまま放置しない国です
たいていの場合 その後 その国は 言いがかりをつけられて攻撃を受けています

日本が丸裸にされた挙句に
イラクにならないとは 今や誰も保障できないことを
洗脳され信じ切ってついていっている日本人は
あまり考えません。
これから先何が起こるのかを ほとんど考えずについていく日本人に、小さな被害者を責める資格はないと思うのです・・・

他者やまして弱者に責任を負わせ 責めるのは
とても簡単なことです。
でも たとえわずかでも 自分もまた責任があるのではないか
「この事態」が起こらなかったためには
「していなかったこと」があるはずだ

その「していなかったこと」は何か
皆が自分ができたはずのことを考えよう という意味です。

他者に何かをさせればよかった、ではありません。

自分はこの事態を防ぐために 何ができたのか
何をしていなかったのか
それを見直し反省したいのです。

弱者を責めるのは簡単だけど そんな大人にはなりたくない。
責任をすこしでもいいから 自らの肩に背負いあう大人になりたい(理想すぎですねw
Posted by sky at 2008年03月05日 22:48
>skyさん
私にできることを考えてみました。
身近にいる(クライアントさんとか)辛い思いをいている人達に寄り添うこと。
被害者を犠牲者におとしめないようにすること。
暴力を連鎖させないためにも、目の前の被害者がどうやったら癒されるか考え続けること。
頭も体も動かすこと。

沖縄、日本、イラク・・・。正直なところ、私は遠くにあるようで実感が持てないんだけれど、目の前のことって、きっとそこまで通じているんだと思っています。
実際に自分にもできることがあるなら、それを精一杯やるしかないのかなと。

>責任をすこしでもいいから 自らの肩に背負いあう大人になりたい(理想すぎですねw

いへいへ。
みんなで背負わないと、背負いきれない大きさですもの。みんなで背負いましょうよ。(笑)
Posted by akira at 2008年03月06日 00:07
akiraさん、初めまして。一連の記事を拝読させていただきました。dansetsuと申します。

akiraさんの主張には、同意できるところもあれば、腑に落ちないところもあります。反論するためにblogを用意しなければならないのであれば、私は反論する資格は一切ありません。しかし、誰でもアクセスできる(コメントが書ける)blog記事は、既に”公”の存在であると、私は考えます。公というものに対して”これが100%正しい”と言い切ることは非常に難しく、賛同と同様に批判を受けながら、自己の発言を研鑽させていくものではないでしょうか。

それは私自身のこのコメントに対しても当てはめることができますので、以後、不勉強な私に色々と教えて頂きたく思います。

>性暴力の被害者は女性だけではありません。交通事故ではないのです。被害者に責任の一部を問うことは、加害者の責任を減じてしまうのだと、重ねて申し上げます。

米軍が近日中に撤退することは、どう考えても不可能です(将来的に”撤退する”という選択肢が、日本にとって良いのか悪いのか別にして)。少なくとも、明日も明後日も、米軍が沖縄にいることは確かなわけです。そのなかで老若男女、”自分の身を守る”という発想自体を停止するわけにはいきませんよね。沖縄県民が思考を停止してしまえば、自ずと悲劇は繰り返されるわけですから。

福田首相が「米軍、もういい加減出て行けよ」とは絶対言わないし、米軍も「沖縄から出て行きます」とも「沖縄で事件を犯した奴は、問答無用に重罰刑にします」とも絶対に言わない。言う気概もないじゃないですか。日本政府も米軍も、結局この状況がなにも変わらないことは、(akiraさんは勿論のこと)誰もが思っていることでなわけでして、だったら新しい被害者を出さないためには誰が変わらなきゃいけないのかという話だと思うのです。

日本政府が、米軍がどんな政策を採ろうとも関係なく、”常識の範囲”で思考を働かせる努力を怠ってはいけません。『Good Neighbor Program』程度の政策でコロッと騙されてしまうと仰るならば、逆に沖縄県民を相当に見下している、とは言えないでしょうか。見るからに変質者ならば付いていかないけれど、米軍は学校でも地域でも仲良しと教えられているから、夜間の繁華街で声をかけられても付いていくのは仕様が無い、(年齢関係なく)疑う心を知らない女性に非を求めるのは道理に反する、というのは、私の中の”常識”として、かなり無理があるように思うわけですが如何でしょうか。
Posted by dansetsu at 2008年03月10日 19:16
>dansetsuさま

はじめまして、こんにちは。
失礼ですが少々つっこませていただいてもよろしいでしょうか?つっこみ体質なもので(笑)

>公というものに対して”これが100%正しい”と言い切ることは非常に難しく、賛同と同様に批判を受けながら、自己の発言を研鑽させていくものではないでしょうか。

面白いですね。まるで以前の記事を読んだように書き込まれていらっしゃいますが。
批判はいらないからよそでやれ、といっているように理解なさいましたか?
私には『きちんと理解した上での論理的な批評でしたら受け付けますが、持論を置き逃げしたいだけだったらよそでやってくださいね』といったふうに理解されたのですけれどもね。

>少なくとも、明日も明後日も、米軍が沖縄にいることは確かなわけです。そのなかで老若男女、”自分の身を守る”という発想自体を停止するわけにはいきませんよね。沖縄県民が思考を停止してしまえば、自ずと悲劇は繰り返されるわけですから。
>日本政府も米軍も、結局この状況がなにも変わらないことは、(akiraさんは勿論のこと)誰もが思っていることでなわけでして、だったら新しい被害者を出さないためには誰が変わらなきゃいけないのかという話だと思うのです。
>Good Neighbor Program』程度の政策でコロッと騙されてしまうと仰るならば、逆に沖縄県民を相当に見下している、とは言えないでしょうか。見るからに変質者ならば付いていかないけれど、米軍は学校でも地域でも仲良しと教えられているから、夜間の繁華街で声をかけられても付いていくのは仕様が無い、(年齢関係なく)疑う心を知らない女性に非を求めるのは道理に反する、というのは、私の中の”常識”として、かなり無理があるように思うわけですが如何でしょうか。

かなり長い引用になってしまいました。要点だけが拾えませんでしたので失礼を。
つまりは『鬼畜米兵はみんな変質者以下で女性をみればレイプするから沖縄県民はけっしてついていっちゃあいけませんよ、それに沖縄女性は常にレイプされる可能性を頭に置いて行動しなさいね、分かりましたか?』ってことですよね?それが『dansetsuさんの』常識ですか(笑)すごい論理です。感服です。(笑)
まるで沖縄県民のようなおっしゃりようですが沖縄の方なのでしょうか?でなければすばらしい上から目線ですし沖縄の方がどう考えてどう暮らしているかなんてことに言及する権限はdansetsuさんにも(当然私にも/笑)ありませんよね。
しかし…そうですか、『私の中の”常識”』ですか、今時常識という言葉はそんなふうにも使うんですね(笑)大変勉強になりました(笑)

ではでは、つっこみは以上です。
akiraさま、blog汚し失礼いたしました。
自己ブログももたないネットの匿名性に溺れた書き込みで申し訳ありません(笑)
Posted by 一高校生 at 2008年03月11日 00:17
>dansetsuさん
コメントありがとうございます。

私は持論を展開したいだけなら、ご自分のblogに書けばよいのではと今でも思っています。持論の展開がしたいがblogをお持ちでないなら、ほんの10分もあればblogは持てるので、そこに書いてほしいそれだけです。
dansetsuさんがblogをお持ちでないのは了解しました。意見を書いて頂くのは、とても有り難いことだと思っています。長文と言うわけでもありませんので、お答えするのはやぶさかではありません。

一連の記事を読んで頂いた上でのコメントと言うことなので、そのつもりで返信させて頂きます。
この記事の趣旨は、コメント欄で以前にmiyabisさんのコメントにお答えさせて頂いたとおり、性暴力被害者一般へのバッシングへの反論+沖縄独特の事情を加味した物です。

>見るからに変質者ならば付いていかないけれど、米軍は学校でも地域でも仲良しと教えられているから、夜間の繁華街で声をかけられても付いていくのは仕様が無い、(年齢関係なく)疑う心を知らない女性に非を求めるのは道理に反する、というのは、私の中の”常識”として、かなり無理があるように思うわけですが如何でしょうか。

男は全てオオカミだと私は思っていないのですが、dansetsuさんは、そう思っていますか?
>被害者に責任の一部を問うことは、加害者の責任を減じてしまうのだ
わざわざ、ここを引用しながらdansetsuさんはご自分の考えを書いていらっしゃいません。
単に沖縄の問題だけでなく性暴力一般として、dansetsuさんはどうお考えでしょうか?

現に沖縄では米兵と仲良くしようという教育が行われている。沖縄以外にすんでいる私たちには、その少女の感覚が理解できないのではないかと言うのがこの記事の趣旨です。(しつこいですけど)

>”常識の範囲”
dansetsuさんは、はっきりとは書いていらっしゃいませんが、「常識的に考えると」ついて行った方が悪い考えているということだと理解しました。
関連記事を読んで頂いて分かるとおり、私は反基地派ではありません。基地が無くなった方が良いとは思いますが、dansetsuさんと同じくそう簡単なことではないと思っています。

>だったら新しい被害者を出さないためには誰が変わらなきゃいけないのかという話だと思うのです。
dansetsuさんは、沖縄に住んでいる人が変わるべきだとお思いのようですが、私は、沖縄の人がどれほど気をつけても被害は減らないと考えます。
なぜなら、dansetsuさんのように、「沖縄に住んでいるだけでそれ以外の人より日常的に気を受けるべき」と思う人が、米兵の非道を後押ししているからです。
私は、他の地域で起きた性暴力被害と今回沖縄で起きた性暴力被害を区別してはいません。
被害者は加害行為がなければ生まれないと思っていますので。
Posted by akira at 2008年03月11日 02:31
>一高校生さん
はじめまして。コメントありがとうございます。

わかりやすい要約ですね。↓
>『鬼畜米兵はみんな変質者以下で女性をみればレイプするから沖縄県民はけっしてついていっちゃあいけませんよ、それに沖縄女性は常にレイプされる可能性を頭に置いて行動しなさいね、分かりましたか?』

私にはここまでは書けませんが・・・。(苦笑)

>akiraさま、blog汚し失礼いたしました。

いへいへ(^.^)
blogをお持ちでないということですが(けっこう沢山いらっしゃるのですね)、しっかりしたご意見をお持ちなので、できればご自身のblogをお持ちになれば良いのにと思います。この突っ込みは、他人のblogに書くだけではもったいないです。

また、お立ち寄りください。





Posted by akira at 2008年03月11日 02:49
おはようございます。今日は仕事が昼からですので、午前中にコメントを書き込ませて頂きます。皆さん、深夜に書き込んでいらっしゃいますね。遅い時間にネットをしていますと、体調を崩す要因になりますので、ご注意下さいませ。

>一高校生さん
お返事、ありがとうございます。dansetsuと申します。宜しくお願い致します。

>『鬼畜米兵はみんな変質者以下で女性をみればレイプするから沖縄県民はけっしてついていっちゃあいけませんよ、それに沖縄女性は常にレイプされる可能性を頭に置いて行動しなさいね、分かりましたか?』

非常に端的にまとめて下さいましたね。私が言いたいのは、概ねそういうことなのですが、少し補足をさせていただきます。

『そもそも米国の新兵が初めて海外に派遣される場所が沖縄であり、三ヶ月という短期間だけ研修を受ける形になっている状況を考えてみると、軍という特殊な環境に身を置いた新兵が欲望を制圧された状態で夜の街へ出れば、通常の人間が有している理性が欠如している可能性は、一般人と比較しても高いと言える。

これは沖縄に住んでいなくとも、テレビ・雑誌・本などで収集した情報の中から想像できる範囲の話であり、もし仮に「Good Neighbor Program」程度の影響で適切な判断を失っているとするならば、それは愚かであると言えるのではないか。三ヶ月という短期間ゆえに人員の入れ替えが激しく、例え米軍内の規律を厳しくしても、行き届かない面が多々あるだろう。近い将来に改善出来得る可能性は、低いかもしれない。

以上を踏まえると、沖縄県は他県に比べて被害に合う確率が、(どれぐらいの割合かはわからないけれど)高いのは間違いないわけだから、特別な危機意識を持っていなければならない』

というのが、私の主張なのですが、一高校生さんはこの点に関してどのようにお考えでしょうか。ご意見をお聞かせ願います。

>akiraさん
お返事、ありがとうございます。

>男は全てオオカミだと私は思っていないのですが、dansetsuさんは、そう思っていますか?

この点に関しては、一高校生さんへのお返事で上で書きましたように「米軍の事情」を考えた場合ということです。

>被害者に責任の一部を問うことは、加害者の責任を減じてしまうのだ

すいません。この引用は消すつもりだったのですが(最初に書いたコメントが長くなってしまったので)、忘れてしまいました。では、改めて書きたいと思います。

こういう例え話はどうでしょうか。

■買い物をしているとき、自分の財布を店内に置きっ放しにして商品を眺めていたら、いつのまにか財布を持っていかれたケース。

■買い物をしているとき、いきなりトイレに連れ込まれて刃物を突きつけられ、財布を持っていかれたケース。

どちらのケースも加害者がいなければ、加害行為がなければ、被害者には成り得ませんでした。しかし、私たちが一般的な話として耳にした場合、上と下では印象が大きく異なりませんか?(上の場合で)財布をちゃんと持っていなかったからだよ、と被害者に意見することは、盗んだ人の責任を減ずるものでしょうか。違うと思いますよ。これから被害に合わないためにも、被害者だけでなく、様々な人に伝えるべき”有益な情報”になるわけです。「財布はちゃんと肌身離さず持っていましょう」という言葉が、被害者にも、あるいは、それを聞く者にも無意味とは思えないわけです。

勿論、盗難と性暴力被害では次元が違う話ではあります。しかし、今回の事件は、不幸にも”公”のものになってしまいました。もし「沖縄」「米兵」というキーワードが、「新宿」「日本のサラリーマン」に代わった場合、そもそもここまでは報道されなかったでしょう。そこに公私の違いがあると私は考えます。

少女を”私”として見た場合、akiraさんの主張することは尤もな訳です。性暴力被害者のケアを考えると、被害者の責任を指摘する行為は、不適切なことかもしれません。しかし、”公”として見た場合、彼女の行動の是非を指摘することは、次の被害者を出さないためにも有益な情報に成り得るわけです。

被害者へのケアと再発防止・自己防衛の問題を一緒にして考えるから論点がズレるのでないか、と私は思うのですが、akiraさんはどのようにお考えでしょうか。ご意見をお聞かせ願います。
Posted by dansetsu at 2008年03月11日 10:56
>dansetsuさん

>皆さん、深夜に書き込んでいらっしゃいますね。遅い時間にネットをしていますと、体調を崩す要因になりますので、ご注意下さいませ。

はい。お気遣い感謝します。

ご自分でも分かっていらっしゃるように、このたとえ話は次元が違いすぎますね。

>これから被害に合わないためにも、被害者だけでなく、様々な人に伝えるべき”有益な情報”になるわけです。

あなたが、「米兵は危険なのでついて行かない」と書き込んでくださったことを「有益な情報をありがとう」と私が、感謝すればよいのでしょうか?あるいは、dansetsuさんと全く同じ言説が、ネット上にごまんと書き込まれていますが、それも有益な情報を広め被害を減らす試みだと解釈すればいいのですか?

この事件は「公」の事件だから批判されてもしかたがないとお考えのようですが。(公と私の議論は一昔前のゴー宣を思い出させますね)そこまで報道されたのは被害者のせいではありませんし、被害者が望んだことでもありません。周りが勝手に騒いでいるだけです。性暴力被害に公も何もないでしょう。
行動の是非を指摘するなら、被害者ではなく容疑者(だった)男性の行動の是非を指摘してみてください。暴力事件には、そのアプローチしかありません。

>被害者へのケアと再発防止・自己防衛の問題を一緒にして考えるから論点がズレるのでないか、と私は思うのですが、akiraさんはどのようにお考えでしょうか。

dansetsuさんは再発防止・自己防衛について語っているわけではなく「彼女の行動の是非を指摘」したいだけのようですね。被害者のケアについてはdansetsuさんは知識をお持ちではないようなので、私が何を書いているか本当の意味は理解してらっしゃらないと判断しました。(分かってたら、こんなこといつまでも書けないですよ)恐怖を語るだけで再発防止になるのなら、私だって何百回でも同じことを言いますよ。

ところで、あなたは沖縄の方ですか?
私は、このプログラムを知った時に、こういった教育を受けた子ども達が、米兵を怖がらなくなる(影響を受ける)というのは、あることかも知れないと思いました。私自身は沖縄に住んだこともなく、良き隣人政策による教育を受けたことがありません。なので、本当のところはどのくらい影響があるのか分かりませんが、けっこうなお金をかけて何年も効果がないプログラムを続けるわけがないとは思います。
常識的に考えて。(dansetsuさんのまねではないですよ)

できれば前向きな議論を希望します。
Posted by akira at 2008年03月11日 19:21
>akiraさん

お返事ありがとうございます。
blogについてはただいま検討中ですので、できあがり次第貼らせて頂きますね。
また、後述にてまた長々と書き連ねてしまいますことを先にお詫びいたします。どうやらdansetsuさんが私の意見をお求めのようですので…。

>dansetsuさん

お返事ありがとうございます。
あまり長々書いてもあれなので、短めに述べさせて頂きますね。
続きの議論は私がblogを作った際にはお知らせいたしますので、是非そちらにお越しくださってから、でお願いいたします。

>私が言いたいのは、概ねそういうことなのですが、

ぶっとびました(笑)

>(要点の引用が困難でしたので『』内全て、ということで失礼します)
>というのが、私の主張なのですが、
>他県に比べて被害に合う確率が、(どれぐらいの割合かはわからないけれど)高いのは間違いないわけだから、

具体的データをお持ちでないのに想像力逞しい方のようで、想像力が乏しいと言われている現代人においては大変結構ですね(笑)
(「どれぐらいか分からない」のでしたら安易に「間違いない」、なんて言わないことをお勧めしたいのですがね。)
私としましては、沖縄駐屯米兵の犯罪率の高低と諸々の条件との関連性が解らない限り、この事件で悪かったのは、沖縄に米兵として派遣されていた一人の人間、としか言えないと思っていますよ。

まぁ、もし本当にデータをお持ちなのでしたら大きなお世話を失礼いたしました(笑)
そしてよろしければそちらのデータをご提示ねがいします。

最後になりましたが、主張≠現実(そして自分ルール≠常識)と言うことは、当然ご理解なさっていますよね?
Posted by 一高校生 at 2008年03月11日 20:11
>akiraさん
お返事、真に有難うございます。と同時に、長文で返してくださることを本当に感謝しております。

まず始めに申し上げたいことがあります。そもそも自分と反対のことを主張する方に対して、どういう風に論理を展開させて結論を導き出しているのだろう、という単純な好奇心から、このブログにコメントを書き込ませて頂きました。akiraさんが仰るように、私は犯罪被害者に対する知識は全く持ち合わせていませんが、今後、自分の仕事上において関係してくる可能性がありますので、自己の見聞を広げるために色々と質問させて頂きました。未熟なのは重々承知しております。

というわけで、決してakiraさんや(あるいは、一高校生さん)を論破しようとする意図はありません。他者の意見を聞くために、まず自己の意見を書き込んだだけでして、もしそれが不快に思われているようでしたら、非常に申し訳なく思っております。悪意はありませんので、その点だけでも分かって頂きたく思います(結果的に釣ってしまった状態になったのかもしれませんが……)。

これは上のコメント欄(miyabiさんへのレス)でも言える事なのですが、akiraさんの考える”ここ”を聞いてみたいなぁ〜、と思うところがスルーされている(答える必要も無いからでしょうか)ので、「沖縄」や「米軍」はちょっと置いてみて、質問したいと思います(分かっておられると思いますが、私は沖縄の者ではございません)。

>行動の是非を指摘するなら、被害者ではなく容疑者(だった)男性の行動の是非を指摘してみてください。暴力事件には、そのアプローチしかありません。

こういうことを書くと、また怒られるかもしれませんが、この事件において、まず加害者が被害者に声をかけていますよね。報道されている情報内での判断ですが、少なくとも拉致をしたわけではない。そこで三人いた少女のうち、二人はその誘いを断っています。加害者を擁護するつもりは全くないですし、厳しく罰せられるべきだと私は思っていますが、ただひとつ擁護できる点があるとするならば、「夜」「繁華街」「オートバイ」という状況が揃ったなかで、その後ろに乗るということが、一体どういう意味なのか。情報を受け取る者によっては、ある種の「合意」にも見えてしまう気がするのですが(だからといって、加害者が悪いことに間違いは無いですよ)、その点は語るに値しない問題なのでしょうか。

>dansetsuさんは再発防止・自己防衛について語っているわけではなく「彼女の行動の是非を指摘」したいだけ

akiraさんの考え方ですと、誘いを断った少女二人の判断と言うのは、「正しい」「正しくない」で語るものではなく、今回事件にあわなかったのは偶然に過ぎない、だから、その誘いにのった被害者の非を語るのは筋が全く違う、という風に受け取れます。事件の再発防止、あるいは性犯罪を低下させるためには、”誘いを断る”という選択肢には特に効力が無く、犯罪者あるいは犯罪者予備軍を矯正することしか方法がない、ということで宜しいでしょうか(間違っていたら、ご指摘下さい)。

私の感覚ですと、集団の善悪あるいは個人の善悪において、すべてを「善」に持っていくのは不可能であると考えます。その割合を引き下げるにしても、直ぐに出来るものではないですから、事件に巻き込まれないためには、まず「危険因子」がなにであるかを認識し、こうすれば被害にあわなかった、という論議も必要だと思うのですが、それは間違っているのでしょうか。

>一高校生さん
お返事、有難うございました。

少なくとも、私は一高校生さんを論破しようと思ってレスしていることではないことは、始めに申し上げておきます。不愉快な点がありましたら、お詫びしたいと思います。申し訳ございませんでした。私が無知であることは重々承知の上、無い知恵を振り絞って、無い語彙を引き出しながら、苦心して書き込んでいますので、矛盾点も数多くあると思います。それをご理解のうえ、温かい目で見ていただけませんでしょうか。

というわけで、一高校生さんのお話を伺いたいのですが(もし、blogを開設されるようでしたら、そちらに移動します)、

>この事件で悪かったのは、沖縄に米兵として派遣されていた一人の人間、としか言えない

これを逆に言うと、もし米兵が少女をオートバイで無事に家まで送り届けただけならば、何も問題のない話であると言うことでしょうか。事件の再発防止を考えるならば、例え中学生が夜に街を歩き、声をかけられ付いて行ったとしても、何もされないような清浄な街づくりを目指すべきである、ということでしょうか。
Posted by dansetsu at 2008年03月11日 21:28
>dansetsuさん
まず、最初にお断りしておきたいことがあります。一連の記事をお読み頂いているのなら、すでにお気づきのことと思いますが・・・。
私が主催しているシーラの会(プロフィールにリンクが貼ってあります)http://www.h2.dion.ne.jp/~sheila/は、児童虐待・性的被害・被害体験及びDVなどによるトラウマのある女性や共依存の問題を抱える女性を対象とした自助グループです。(自助グループとは当事者会のことです)つまり、私は、これらの被害体験を持つ当事者です。

光市事件でも弁護団擁護の人に向かって「その言葉を被害者にいえるのか」という人が沢山いましたね。「被害者にも非がある」という言説は、私はいつでも受けて立つ用意(そこまで、けんか腰な訳ではないですけどね)がありますし、被害当事者だから何でも言うことを聞けという気もありませんし、もちろん、私が被害者を代表しているわけでもありませんが。(苦笑)

私がどうしても解らないのは、dansetsuさんがそこまで被害者の行動の是非に拘る理由です。行動が間違っていたと皆が認めれば今後の被害は減りますか?議論のための議論なら止めましょうよ。不毛だから。

dansetsuさんが一高校生さんへのコメントで書いていらっしゃる、「もし米兵が少女をオートバイで無事に家まで送り届けただけならば、何も問題のない話であると言うことでしょうか。」ですが、その通り何も問題ないですよね。もし、ただ送っただけで終わったなら優しい米兵だったで終わりです。被害者は、その後必死で逃げていますし、そこで米兵が諦めれば悲惨な結末は防げました。要は被害者がどうしたかではなく、加害行為をしようとする人の気持ち次第なのですよ。

ここでdansetsuさんら(あえて、くくります失礼)の主張を認めて、そういう防止教育をすれば被害の(ほんの)一部は減るかも知れない、でも加害者が加害行為を止めない限りは被害は防ぎ知れないのはお分かりですよね。
そして、その被害者責任論は何処までも果てしなく続いてしまいます。被害に遭いそうな人(全ての人が)何と何を気をつければ被害はなくなるのでしょうか?

私は、夜(時間ではなく暗くなると)一人で人通りのない道を歩けません。46歳になる今でもです。それは、恐怖感と後悔と自分を責める気持ちからです。「私が○○していたら、あの被害は防げていたのではないか」と、自分が自分を一番責めているのです。
今回の事件では、被害者は反省しろとか、親や被害者は「謝罪しろ」(誰に?)という意見まで出てきています。「被害者の非」とは、すなわち、そこまで繋がりえる何ものか(妄想を含む)を孕んでいるのです。
一般論としての「防止教育(知らない人について行くな等)」は、平素から自分の身近でやっていればいいことです。事件が起きた後で被害者を名指しして言うべきことではないと私は思っています。

最後になりましたが、以下の問いかけにお答えします。
>ただひとつ擁護できる点があるとするならば、「夜」「繁華街」「オートバイ」という状況が揃ったなかで、その後ろに乗るということが、一体どういう意味なのか。情報を受け取る者によっては、ある種の「合意」にも見えてしまう気がするのですが

情報を受け取る者によってはとは今回の加害者のこと?それとも加害者擁護をする人?
dansetsuさん自身は、それを合意と受け取るのですか?
で、同じような状況なら、無理強いしますか?
「夜」「繁華街」「オートバイ」という状況が擁護できる点だというなら、同じように「夜中」「暗い道」「泥酔していた」「一人でいた」の状況から、私があった被害を推測し加害者を擁護してください。これ宿題ね。(これだけのキーワードで何が起きたか正確に分かったらdansetsuさんをエスパー認定して差し上げます)悪意さえあれば、外に出ているホンの少しの情報から、いくらでも被害者の非を探せますよ。

>誘いを断った少女二人の判断と言うのは、「正しい」「正しくない」で語るものではなく、今回事件にあわなかったのは偶然に過ぎない、だから、その誘いにのった被害者の非を語るのは筋が全く違う、という風に受け取れます。

そう受け取ってくださって結構ですよ。その判断によって今回は被害を免れたと言うのに過ぎません。

>今後、自分の仕事上において関係してくる可能性がありますので、自己の見聞を広げるために色々と質問させて頂きました。

どういった職業なのか想像もできませんが、今後もし、被害者に関わることがあるのなら、同じことを被害者に言わないように切にお願いいたします。
Posted by akira at 2008年03月11日 23:28
>akiraさん
コメント有難うございます。

光市の事件を例に出されていますが、私自身、あの事件の報道を見て「被害者の非」を考えたことはありません。裁判の経緯を見ても、被害者は何の落ち度も無かったと思っています。

今回の沖縄の事件に関して私は「被害者の非」を感じていますが、akiraさんは私と同じような言説をネット上で多く見かけると、既にこのコメント欄で仰っておられます。ですが、光市の事件では、ネット上ですらそのような言説(被害者の非)を見かけたことがありません。

akiraさんが「悪意さえあれば、外に出ているホンの少しの情報から、いくらでも被害者の非を探せます」と仰るのであれば、光市の事件と沖縄の事件では、何が大きく違うためにここまで受け取る側の反応が変わるのでしょうか。その点に関して、どうお考えになられますか?


私は今回の沖縄の事件で「被害者の非」を感じると書きましたが、確かにネット上では私と同様の意見が多く見られ、物事を考えるバランスとしてみると、かなり偏りすぎているとも感じています。本来はもう少し、akiraさんのような主張がネット上でも広がるべきであると思っています。ですが、私のように無知で単細胞な者にとってみれば(「被害者の非」を唱えるものは、皆そうかもしれませんが)、なかなか理解できないことがあるわけです。そのところを、もう少しお伺いしたいです。

私とakiraさんが同じように考えているポイントもあるわけです。

>主張を認めて、そういう防止教育をすれば被害の(ほんの)一部は減るかも知れない

全くその通りなんですよ。私が言いたいのは、その”(ほんの)一部”を減らしましょう、ということです。なぜなら上でmiyabiさんが書いていらっしゃるように、「女性に乱暴をするような馬鹿(下品な言葉を使って申し訳ないが)が現実にいる」からです。だから、「被害者の行動の是非に拘る」。そこにしか、話が通じる相手がいないからです。

現実に女性を襲おうとしている、理性の無くなった加害者あるいは加害者予備軍に対して、私たちはどんな言葉があれば、どんな態度があれば、どんな体制があれば、その欲望を静めることができるのでしょうか。「加害者が加害行為を止めない限りは被害は防ぎ知れないのはお分かりですよね。」と仰るのであれば、「加害行為を止める方法」を具体的に教えていただきたいわけです。その点が明確に理解できれば、幼い娘がいる私にとってみても有益な情報になりますし、その主張も大きくネット上で広がっていくことと思うのですが、如何でしょうか。


※私はakiraさんのお言葉を聞かせていただくことが非常に有益なことであり、現実でもネットでもなかなか無い機会だと思っています。とても感謝しております。ですが、それがakiraさんの負担になるようでしたら、私の本意ではありません。もしそうお感じになられるのでしたら心より謝罪致しますし、私のコメントは今後スルーしてくださるよう、お願い申し上げます。
Posted by dansetsu at 2008年03月12日 12:16
むかついてるから、書き逃げします!

>「加害行為を止める方法」

被害者自身に「加害行為を止める方法」などありませんし、そんな義務もない!
あまりにも不勉強すぎてどこからつっこんでいいやら、途方に暮れます。幼い娘さんがいるとのことですので尚更途方に暮れます。

唯一「加害行為を止める方法」があるとすれば、社会が性虐待の、性犯罪の加害者を絶対に許さない姿勢をみせること・・・それだけではないでしょうか。

dansetsuさん、あなたが性犯罪者をどんな理由があっても許さないと叫ぶことが「加害行為を止める方法」です。
Posted by kuro-neko at 2008年03月12日 13:49
>dansetsuさん
おっしゃるとおり、あなたとの対話(議論にはなってないものね)に、かなり疲れてきています。

>光市事件でも弁護団擁護の人に向かって「その言葉を被害者にいえるのか」という人が沢山いましたね。「被害者にも非がある」という言説は、私はいつでも受けて立つ用意(そこまで、けんか腰な訳ではないですけどね)がありますし、被害当事者だから何でも言うことを聞けという気もありませんし、もちろん、私が被害者を代表しているわけでもありませんが。(苦笑)

この部分は、文章の切り方を間違えてしまったために、誤解させて申し訳なく思います。「被害者に非がある」以降は段落を変えるつもりでした。
dansetsuさんはご存じないようですが、実際には光市事件さえ、被害者の非を言いつのる馬鹿者(と言っていいと思います)もいましたが、それは置いといて・・・。
光市弁護団の弁護方針を擁護する人達がいう「加害者にもきちんとした裁判を受ける権利があり、弁護団は、それに沿った弁護活動をしている」に対して、反対派の人が言った「その言葉を被害者に言えるのか」です。
表現をはしょってしまい、誤解を与えたことをお詫びします。

で、またしても問いかけですね。

>akiraさんが「悪意さえあれば、外に出ているホンの少しの情報から、いくらでも被害者の非を探せます」と仰るのであれば、光市の事件と沖縄の事件では、何が大きく違うためにここまで受け取る側の反応が変わるのでしょうか。その点に関して、どうお考えになられますか?

もし、今回の被害者が不幸にも亡くなっていたら、どうでしょうか・・・。ここまでバッシングされることはなかったのではないですか?「何処までも体を張って抵抗したなら性暴力とみとめてやるよ」ということなのでしょうけど。ここら辺のことは、一連の記事の中に何度もリンクしてあった「へんなことでフラバ」http://blogs.dion.ne.jp/akiras_room/archives/3702862.htmlに詳しく書いてありますので、すでにお読み頂いているものと思います。

被害者非難の言説では、(このblogのコメント欄でさえ)「被害者がついて行ったことを非」とするだけでなく、それ以外を憶測し誹謗中傷が行われています。その急先鋒が、花岡氏やクライン孝子氏です。dansetsuさんの意見の中にも、同じような価値観や憶測が見え隠れしていますが、お気づきでしょうか?

性暴力犯罪は、他の暴力犯罪一般と同じく、基本は暴力による他者への侵害行為です。ただ、暴力の種類に性行為が含まれているだけです。性暴力と性行為を一緒にしていては議論にすらなりませんよ。まずは、そこを分けてくださいね。

私から引き出せた
>主張を認めて、そういう防止教育をすれば被害の(ほんの)一部は減るかも知れない

に、ご満悦のようですが、私が言いたかったのは、その後に続く部分です。dansetsuさんら(被害者責任論者)は、何故か、自分が見たくない聞きたいない部分は、見事にスルーしますね。そして「教えて君」の体をしながら、自分に都合の良い言葉のみに言及なさる。う〜ん。
その心性は、私が関わっているDV加害者によく似ています。(参考情報です)

新たにあげたエントリ「日本の被害者支援」はお読み頂けましたか?
被害者の非を言う暇があるなら、こういった今必要な(不足している)支援について考えたいと思っています。

dansetsuさんは、私に対して質問ばかりなさいますが、私からの質問には答えていません。

>そして、その被害者責任論は何処までも果てしなく続いてしまいます。被害に遭いそうな人(全ての人が)何と何を気をつければ被害はなくなるのでしょうか?

まずは、これに(具体的に)答えてください。こうして「善意で」応え続けている他者への礼儀は尽くしましょう。大人なのだから。

もう一つ。私からの宿題にも答えていませんよ。↓
>「夜中」「暗い道」「泥酔していた」「一人でいた」の状況から、私があった被害を推測し加害者を擁護してください。

私の落ち度とやらを沢山探し出して、どんなやりとりの上で加害行為に及んだのか、加害者を擁護してください。出来るでしょう?そして、何をすれば今後の被害を防げるか(すでに夜の一人歩きはしてませんよ)伝授してください。

相手が被害当事者だと解って書いている覚悟をみせてくださいね。

私は、自分の体験・過去、現在の職業、価値観などをつまびらかにした上で、あなたとのやりとりを続けています。blogを持たないdansetsuさんに、それを求めても仕方がありませんが、私はあなたの情報をもたず、圧倒的に不利な状況での対話だと言うことをお忘れ無く。
Posted by akira at 2008年03月12日 14:17
>kuro-nekoさん
コメントありがとう。
返事かいてて気づきませんでした。

dansetsuさんとやりとりで、たとえ少しだけでも理解してくれたらいいなと努力し続けてますが・・・。う〜む。

dansetsuさんだけでなく、ネット上に五万といる被害者責任論者に納得してもらえるような奇策はないでしょうかねー。
地道に書き続けるしかないのかな。

最低限、関連記事を読んだ上でかいてくれるといいんですけど。同じこと何度も説明するのは疲れます。
議論をふっかけている相手が誰なのか、分からずに書く人もいるし。
dansetsuさんは解った上で書いてますけどね。
Posted by akira at 2008年03月12日 16:03
吉雄777です。
あまり出先のレスを読まないのですがレスを上から読みました。
横から何かを言うつもりもなかったのですが書き込みます;

・・・読んでいて冷えました。

『そもそも米国の新兵が初めて海外に派遣される
場所が沖縄であり、 〜略〜
程度の影響で適切な判断を失っているとするならば、
それは愚かであると言えるのではないか。略〜
高いのは間違いないわけだから、
特別な危機意識を持っていなければならない』

そうでしょうか。
そんな風に言い切れるど危険性があるのであれば
そんなものがそんな場所が、そこにあることが
おかしいと考えませんか。
そんな場所を容認している事がとても問題がありませんか。
もし日本に軍がある必要があると言い切ったとしても
人口密集地にそんなものをおくことがおかしくないですか。

>「Good Neighbor Program」程度の影響で適切な
>判断を失っているとするならば、それは愚かである

想像してください。
60年以上も、そこに 土地の大半が米軍基地なのです。
加害者の方と同じように、普通に基地外にでてきます。
一人ひとりは数ヶ月しかいない。
(だから?)欲望の赴くままに気楽に歩くことが、
米兵には許されていいのでしょうか。
危険なら、危険な状態だと分かっているなら
なぜそんな人たちを、民間人の間を行き来させるのか。

常にそのような方が歩いていると仮定したとしても、
欲望の赴くままでなく、平常の人として道を歩いてても、
鬼畜米英と「米兵は危険・アメリカ人は危険」と
思っていたら、精神がもたないと、もっと諍いは
絶えないと思いませんか。

もちろん、断固として戦う方もいる。
日常としてある程度受け入れてしまっていることもある。

もちろん「基地反対」を緩和するため、そのようないさかいを
減らすために「良き隣人政策」はされています。
沖縄だけでなく、制圧した地域軍がある地域で同じような
政策をしています。その横行をゆるしていないか。

本当に政策をするのなら、
本気で職務として良き隣人であるように取り締まってほしい。
建前と本音では困るのです。

米軍をその通学路であり生活の場である
人口密集地においているのは、私達大人ではないでしょうか。

車が通るから危険、なら安全にするために
道を街を交通ルールを考えないか。
歩いている人が避ければいい、その道を歩かなきゃいい。
それは「人」を考えてはいないのではないか。

防犯対策についての見方、考え方を
今すぐ書き付けたいところですがあとで、リンク貼ります。
Posted by 吉雄777 at 2008年03月12日 16:11
>そして、その被害者責任論は何処までも果てしなく続いてしまいます。被害に遭いそうな人(全ての人が)何と何を気をつければ被害はなくなるのでしょうか?

そもそも被害がなくなるという発想自体が、私にはないわけで。

夜間に繁華街で米兵に声をかけられても付いていかない。少なくとも、今回、二人はそれで被害にあわなかった。それを”偶然”と片付けることができないということです。

すべての犯罪を無くすことは難しいし、どんなに気を付けていても、不幸にも犯罪にあってしまうこともある。それであれば、ほんの少しの割合でも犯罪にあう確率を下げられるよう、私たちは被害者の行動から何かを学ぶ必要があるのではないか、ということを言っているのです。

kuro-nekoさんが仰るように「性犯罪者をどんな理由があっても許さない」と叫ぶ声が、人としての理性を失った犯罪者に届くのであれば、それはとても素晴らしいことだと思う。でも、それを聞く耳すらないから、犯罪行為に走っているのでは?とも思うわけです。

だから、

>「もし米兵が少女をオートバイで無事に家まで送り届けただけならば、何も問題のない話であると言うことでしょうか。」ですが、その通り何も問題ないですよね。

とは思えないわけです。送ってもらった米兵には礼を述べるかもしれませんが、子供に対しては叱責するし、そのような教育しか出来なかった自分の過ちを責めると思います。

>「夜中」「暗い道」「泥酔していた」「一人でいた」の状況から、私があった被害を推測し加害者を擁護してください。

ひとつ断っておきますが、私は性犯罪事件のすべてに「被害者責任論」というものを当てはめようとは思っていません。むしろ、「被害者の非」が当てはまるものなんて稀有でしょう。だから、光市の事件で「被害者の非」を言う者の考え方がわからないし、これまで報道されてきた事件に関して「被害者の非」など考えたことも無かった。

だから、あなたが不幸にもあってしまった事件について、「被害者の非」を述べようとする気持ちは全く無い。加害者を擁護する気も無い。でも、女性が一人で夜道を歩くのは危ないし、ましてや泥酔することも危ない、という意見すら発してはいけないと言うのは、とてもよくわからない。

今回の沖縄の事件は「夜に声をかけられて、ついていった」という点を聞くと、”そりゃダメだろうよ……”と思う。それを加害者擁護あるいは被害者責任と称するかは、どちらでもいい。好きにしてください。

私は花岡氏の文章を読んで、「そういう側面もあるよね」と感じた。悪いなんて思わない。すべての新聞が同じことを書かなきゃいけない道理なんてどこにも無いし、様々な意見が募ることで物事のバランスは取れる。だから、私はあなたの話を聞こうと思った。だけど、結果として、残念ながら理解はできなかった。私の足りない頭では、あなたの話が難し過ぎるからです。

それでも、

>その心性は、私が関わっているDV加害者によく似ています。

という言葉に対しては、非常に憤りを感じる。自分だって、このブログのコメント欄で、自分の意見にそぐわない者を卑下しているじゃないか。わざわざ記事にまで引用して、吊るし上げている。一高校生さんの私に対する書き込みは、「(笑)」を連発し、礼節も無く低レベルな煽りだと思うが、その点に関しては何の言及も無い。

私とは違って博愛精神に満ちたあなたならば、「気持ちはわかるけれど、書き込み方には気を付けようね」と言わなきゃいけないはず。それを「しっかりしたご意見」で済ます辺り、自己矛盾が生じているじゃないか。あなたと私は似ているんですよ。どちらも「見たくない聞きたいない部分は、見事にスルー」しているのだから。

百歩譲って私が加害者と同じところにいると認めるならば(とっても失礼で、礼節を欠く言葉だと思うけれど)、その私が理解できない話ならば、加害者だって絶対に理解できない話でしょ。
Posted by dansetsu at 2008年03月12日 19:35
>dansetsuさん

余り時間がないので、要点だけ取り急ぎ。
dansetsuさんは、最後まで丁寧にご自分の意見を述べられたと思います。その点は感謝いたします。
ただ、当初の発言から、好奇心だと言ったり、参考のためと言ったり、私にとっては、自分の存在をかけた対話でも(過去に書いていることを何度も書くのはきついんですよ)dansetsuさんにとっては、その程度のことでしょうし、ご自分の意見を曲げる気がないのは明白です。つまり、私の努力は徒労に終わった訳ですよね。

今回のコメントでやっと貴方の本心がのぞけましたゆえ、ご意見への返信は後ほどゆっくりと書き込みます。
Posted by akira at 2008年03月12日 20:15
>akiraさん
感情的に書きすぎてしまいました。また、akiraさんが抱える心の傷を広げる結果になったのは、私の配慮が足らなかった、そして犯罪被害者の方々に対する知識が無かったからだと思います。申し訳なく思います。すみません。

私も子供をもつ身として、犯罪をおかすような奴らは許せないし、どうやったら被害が無くなったり、あるいは、少なくすることが出来るのだろう、と普段の生活から”現実のこととして”考えています。あいにく軽薄な思想しか持ち合わせていませんが、自分の中で出来ることからやるべきである、といつも心がけています。だから、少女が不運にも犯罪に巻き込まれたことは、他人でありながら私も悔しいですし、遣る瀬無く思ってしまいます。

ただ、その浅はかな考えが、akiraさんにご迷惑をかける結果になってしまったことは、お詫びしようがありません。これからコメントを書くことは差し控えたいと思いますが、一日でも早くakiraさんの心の傷が癒えることを、そして、理不尽な犯罪を受けてしまう被害者がこれ以上増えてしまわないことを、切に願っております。

これほどのスペースを削除せず、私ごときに与えてくださったことを感謝しております。有難うございました。akiraさんの活動が実を結ぶ日が来ることを、心よりお祈りしております。それでは、失礼致します。
Posted by dansetsu at 2008年03月12日 22:35
よくいるんですよね。女性の行動が気に食わないのでとことん「指摘」する輩が。そして「犯罪防止のために注意喚起をしているのだ!」などと大手をふってお説教。女性はどこからどこまで注意すればいいんですか?と聞けば「1パーセントでも安全な道を探すのがリスク管理」などと言い、「女は合コンに行っても酒を飲み過ぎるてはいけない!」とか本気で語りだす。自分は男ですが、ヘドが出ます。奥歯になにか挟まったようなことを言っていないで、「男に声をかけられてついていくような女はレイプされて当然だ!」と言えばいいのに。レイシストのdunなんとかという人物。
Posted by レイシスト様 at 2008年03月12日 22:57
>dansetsuさん

連れ合いの誕生日を祝いに行っていました。
その時間内で、dansetsuさんが去ってしまわれたことは残念です。

私は職業柄、会話を続けていればいつかは分かり合える時が来るという甘い期待を抱いています。
私もDV加害者と一緒にしてしまったり、言葉が過ぎてしまった部分があることをお詫びいたします。反対意見を書くことは勇気がいったこととも思います。
dansetsuさんが私の傷を広げたと言うことはありませんので、どうぞご心配なく。
過去に書いていることを何度も書くのはきついんですよ。というのは当初「読んだ前提で」と書きましたが、単に過去記事を読んでいらっしゃらずに、このエントリだけを読んで書き込まれていると勘ぐったからです。

このblogはその性質上、私と同じような体験をした方が沢山読んでいらっしゃいます。dansetsuさんは今回の事件の被害者に対する、ご自分の信念を書き込まれただけだというのは分かるのですが、この手のバッシング(ではないつもりなのは理解した上でそういいますが)は言い古されている言説なので、同じような体験を持つ当事者は自分に向けられた言葉だと受け取ってしまいます。同じようなことを自分自身が自分に言い、また周囲からも言われた経験を持つものが多いのです。
そして、それに反論する言葉を持たないまま自分を責め続けています。

いつの日か、dansetsuさんが自分のblogをもった時は、ぜひ、ココでの対話のことを書いて欲しいと思います。自分の意見とは相容れないけれど、かつて自分が出会った当事者の一人はこう言っていたと。

>akiraさんの活動が実を結ぶ日が来ることを、心よりお祈りしております。

ありがとうございます。自分の出来る範囲ないで活動を続けて参ります。

PS.
せっかくdansetsuさんに対するコメントが付いてますので、良ければ返信をお願いします。私は、これにてフェードアウトしますので、気兼ねなくどうぞー。
Posted by akira at 2008年03月12日 23:20
http://d.hatena.ne.jp/kurotokage/20080214/1202999388
リスク管理”“防犯意識”を叫ぶいかがわしさ・2つの性犯罪に関する反応から感じること

リスク管理オタクの方へはこの記事を。
Posted by レイシスト様 at 2008年03月12日 23:22
dansetsuさんへ

>人としての理性を失った犯罪者に届くのであれば、それはとても素晴らしいことだと思う。でも、それを聞く耳すらないから、犯罪行為に走っているのでは?とも思うわけです。

性犯罪者像というものがステレオタイプ(ステロライプ?どっち?)だということにお気づきでしょうか。
性への欲望に我を失った人物? どこでそんな情報を仕入れたのか知りませんが、「理性を失った犯罪者」なんかじゃないですよ、性犯罪者ってのは。
(あぁ、書き逃げようと思ってたのに・・・。dansetsuさん地雷踏むから〜。)
Posted by kuro-neko at 2008年03月13日 10:21
吉雄です。
レスの下に名前があるので、分かりにくい?と
先に名乗ってますw

先のレスにかきわすれましたが
私もdansetsuさんへのコメントです;
そして、同じように考えている方へのコメントです。
Posted by 吉雄777 at 2008年03月13日 12:20
もう書き込むのは止めようと思ったのですが、折角akiraさんが他の方へのレスを促してくださるので(とても寛容な精神だと感じます)、お言葉に甘えさせて頂き、akiraさん以外の皆さんへのレスとして、最後に長文を書き込ませてもらいます。

私事ですが、年齢は20代です。日本で”そこそこ賢い”と言われる大学に通っていたのですが、在学中に心を患ってしまい、不本意ながら社会からドロップアウトしてしまいました。以後、電車や車や飛行機にも乗れなくなるし、人込みすらも歩けない生活が2〜3年続きました。新宿などに行くと、「この世の終わり!」と思ってしまうぐらいに(笑)精神安定剤や睡眠薬のお世話になりながら、今日までなんとか命をつないできた感じです(今はもう飲んでいません)。

都会では暮らせない、と判断した私は、学生時代に付き合っていた彼女と結婚し、彼女の実家のある町へ引っ越すことにしました。町といっても、離島。本土は遠く、船がないと生活が出来ない場所です(沖縄ではございません)。そこで私は、”人を疑うことの無い町”の素晴らしさに、単純に感動しました。

だって、家の鍵は勿論のこと、車やバイクも鍵をかけないし、物の所有権なんかあるようで”ない”に等しいんですよ(笑)誰の物か分からんけど、とりあえず借りとく、というものがいっぱいある。港にいたあるおじいさんに「車ぐらい鍵をかけましょうよ〜」と言ったら、「盗まれたら、港に行けばいい。そこからしか出られないんだから」と笑われてしまいました。警察の派出所はあるんですが、ほとんど無人。パトカーが走ることは、引っ越して5年になりますが、全くない。圧倒的に、救急車や救急艇が活躍することの方が多いわけです(極端に高齢化が進んだ町ですからね)。

それでも、犯罪はある。例えば、訪問販売などの詐欺被害。これだけ情報が溢れている社会でも、単純な手口に引っ掛かってしまう人たちが未だにいる。この島のインフラは、都会に比べると大分遅れていますが、それでもテレビやラジオはある(携帯は繋がり難い)。ネットも出来るのですが、島の中ですと私を入れて10人ぐらいしかやっていないでしょうね。だから、情報格差が酷い。

一応、島内放送でお知らせはあるんですよ。今、誰々の家に詐欺師が来てます〜って(笑)でも、それでは間に合わないときもある。船で逃げられたら、後を追うことはできない。それ故、限られたコミュニティの中ですら、ある程度の危機管理(情報の共有など)は必要だと、私は思っているのです(これが”レイシスト様”へのお答えです)。

確かに「誰々の家に訪問販売が来て、あのおばあちゃん、引っかかったんだって」と言うことが、既に被害にあわれた方を傷つける結果になるかもしれない。リスク管理を追及しても、今までの生活が狂い、逆に住みにくい町になってしまうかもしれない。でも、そのバランスを失うと、あわなくてもいい被害に自ら飛び込んでしまう。やはり、指摘する人は、どんな場所でも必要だと思う(全員がそれをやったらダメだけど)。バランスをとる作業は、とっても大事。それを”レイシスト”と呼ぶのならば、その通りなんでしょう。

その利益を受ける人は”ほんの一部”と一蹴することもできるかもしれない。だけど、それによって生み出された信用は、すごく大きなもの。私の言葉が、おじいちゃんおばあちゃんを救えば、そこに信用が生まれる。既に被害にあった人には、申し訳ないけど、「そのハガキ、振り込み詐欺だからダメですよ〜」と言ってあげたことで、私に感謝してくれた人もいた。知らない人も、日本には結構な数いるんだから。みのもんたがテレビで同じこと言えば、みのもんた本人を信用するじゃないですか。たとえ、それが”まやかし”でも。だから、テレビや新聞は、様々な意見があっていい。それがひとつに行き過ぎたら、大変困る(笑)花岡氏やクライン孝子氏と反対のことを常に叫んでいたら正しいのか?と言うと、決してそうじゃないでしょ。

吉雄777さんは車の例えをして下さっていますが、確かに車は便利だけど、危険な存在。その点では、米軍と同じかもしれない(僕は早く日本からいなくなって、沖縄が一日も早く安寧な場所になって欲しい、と願っていますけどね)。でも、車を無くすことは、様々な分野に波及する問題になる。一朝一夕にはできない。

例えば、信号の無い横断歩道で歩行者が立っていたら、本来、車は一時停止しなきゃならない。でも、街中でそれを守っている人は、案外少ない。車に乗っていたら分かると思うけど。車間距離が縮まっていたり、時間的余裕が無いなど、様々な理由で止まらない運転手が現実にいる。それに対応するため、道路交通法の改正をしたり、歩道橋をつけたり、信号をつけたりするのは、大人の仕事。当然。でも、直ぐにはそれが出来ない。なぜなら、様々な反発が待ち構えているから(「歩道橋の金は、税金から出すのか!」「信号をつけたら、渋滞の原因になるだろ!」とかね)。勝手なことを言っちゃう。

それであれば、子供に「横断歩道を渡っていても、止まってくれない運転手もいるから、周りを良く見て気をつけて歩こうね」という言葉が大事になる。「2丁目の貴子ちゃんが、可哀相に車に引かれて怪我をしてしまったでしょ?」という言葉がつくと、さらに現実味は増す。貴子ちゃんには、とっても失礼で迷惑な話ですけどね。皆がそれを言う必要はないですが、中にはそれを言う人も必要。繰り返しになりますが、それがバランスをとることだと思います。

そういった常識の話は、平素に言ってあげればいい話かもしれない。わざわざ事件や事故が起こった後で言う話ではないかもしれない。でも、島の話で出した「訪問販売」や「振り込め詐欺」でもわかるように、「なんでそれを知らないの〜」と思う人は、現実に身の回りにいっぱいいる。誰かが何かを起こさないと、自分のこととして理解してくれないからです。それが”すべての犯罪を無くすこと”とは、別の問題と言えます。

ただ、それを性被害にあてはめるな!性被害は、他の犯罪と違うのだ!と言われてしまうと、不勉強である私は、それ以上お答えすることは出来ません(これをkuro-nekoさんへの回答とさせて頂きます。申し訳ありません)。

というわけで、これで失礼させて頂きます。ブログ汚し、真に申し訳ありませんでした。akiraさんの文章、あるいは皆様の発言は、自らの勉学のため、これからも拝見させて頂きます(コメントを書き込むことは、もう無いと思いますが……)。

それでは、失礼致します。ありがとうございました。
Posted by dansetsu at 2008年03月13日 12:29
今やっと読んだところです。
大切な論点なので 消えるのは ちょっと待ってください。

私はこの話題 ちょっと関わりたいです。

それは dansetsuさんのためでもあり
私のためでもあります。

今 共通理解に至らなくてもいいですから
何に 分断されているのか
壁の存在くらいは認識しましょうよ。

壁の存在にも気がつかずに
うんこ投げ合う猿になりたくないです。

また来ます。
しばらくお待ちください。
Posted by sky at 2008年03月13日 12:46
しばらくの間の宿題として・・・
考えてほしいこと。

俺オレ詐欺 どうしました?
加害者徹底的に検挙したでしょう?
加害者放置して 被害者教育するって そういう流れでしたっけ?


加害者 だいたい つきとめて 一番大きな組織もつぶしたじゃん。
銀行でも 振り込めないように 制度変えたじゃん。

ではなぜ 沖縄は違うか。

そこに今回の議論のねじれと
過酷なまでの被害消去の欲求。

しかし消せない被害。
いらだつ 加害者としての本土。

そう この被害は 加害者がいる。
どこに・・・・?


いつ加害者が浮き彫りになる?
誰が泣くとき?
逆に言えば 誰が泣かなければ 受忍して黙ってれば
被害は浮き彫りにならない?

ずっとずっと押し付けてきた被害
黙って受忍しろよ
被害だというなよ
喜べよ
これなしに お前たちの人生はないと思えよ

被害じゃないだろ

嬉しいだろ
恩恵だろ

被害だというなよ
これまでも言わなかったんだ
これからも言うな

何かが見えてきます
もっと大きな罪になる道もあります
被害と加害が増えるという道です

でもそうじゃない道もあります
いずれにせよ 見なければならないものがあり
見たくないのです。

週末まで動けないので、しばらく来れませんが
またお会いしましょう。
Posted by sky at 2008年03月13日 12:59
dansetsuさんへ

車で喩えたらそこしか気になりませんか。
想像してほしいのは、交通事情ではありません。
Posted by 吉雄777 at 2008年03月13日 13:34
dansetsu さん

>時間的余裕が無いなど、様々な理由で止まらない運転手が現実にいる。それに対応するため、道路交通法の改正をしたり、歩道橋をつけたり、信号をつけたりするのは、大人の仕事。当然。でも、直ぐにはそれが出来ない。

と、もっともらしく私のたとえを使っていいましたが
沖縄の環境は、今、この事件が起こる前はなかったのですか。

今、ではない。
直ぐにできないではない。
既にとても遅い。
わかりませんか。
今言い出したことではない。
Posted by 吉雄777 at 2008年03月13日 18:27
遅れてきて 今頃参加して申し訳ない ですが・・

私もぶっ飛びましたがw
常識って こういうのを 言うんでしょうか?
「わたくし おおむね」とか「ございます」とかきれいそうなことを言いながら、事故のことを教訓にしましょうねとか言いながら、この dで始まる名前の人がしてることといえば、事故で失われた子どもの肢体にむかって 蹴りつけながら、何度も何度もけりながら、こいつがいなければ事故なんか 起こらない道だったんだよ、こいつが事故に巻き込まれたバカだよ、と 死体を異常なまでに 小突き回している姿にしか見えません。

対応をしなければいけませんけどね、でもね、といいながら、実は 対応しないための言い訳を考えつつ、考えるのも面倒だからまた 道に横たわった死体をけり続けるのです。

今日 小学生が横断歩道を渡りました
とても見えにくい状態で もちろん発見して止まりましたが
危ないなと思いました

でも 人間 罪はあります
いつか誰かを轢くかもしれない 轢かれるかもしれない

でもそのとき こいつが渡ったからよお といえる神経を 私は知りません。轢いた人も轢かれた人も そのことを悼み悲しむものかと思っていました。

こいつがこいつがと 死体に蹴りを入れるその根性を、私はおぞましいと思います。


さて すっかり私の私的な感想になりましたが

■買い物をしているとき、自分の財布を店内に置きっ放しにして商品を眺めていたら、いつのまにか財布を持っていかれたケース。

■買い物をしているとき、いきなりトイレに連れ込まれて刃物を突きつけられ、財布を持っていかれたケース。

言っておきますが 沖縄に住む少女がアイスクリーム屋の前で 外人のバイクに乗ったくらいで こんなひどい目にあって どこが「いつのまにか財布を持っていかれたケース。」なんでしょうか?
ましてや、さらに本土の見知らぬ くそばばあ 失礼 お上品そうな女から 罵倒されるほどのことに遭って、なにが「いつのまにか財布を持っていかれたケース。」なんでしょうか?

この少女の件は 驚くべき暴力性に凌駕されているという点で、 「■買い物をしているとき、いきなりトイレに連れ込まれて刃物を突きつけられ、財布を持っていかれたケース。」に他ならないものだと考えます

ただし

dで始まるこの人の目には ふん 知らない間に財布をもっていかれた、っていうくらいのことでしょう?知らない間にね、知らなかったから悪いのね、怖くもなかったでしょう 何の暴力でもないでしょう 忘れて寝なさいよ って その程度のことなんでしょうけどね。

dで始まるこの人自身と この人の大切な誰かが この被害に遭ったときに、私は きっとこのことを思い出して 言うでしょう、あら 置き引きに遭ったくらいでしょう お残念様って。

と 売られてもない喧嘩を買ってみたりしてw
ご近所の娘さんにはとても言えないくせに
上司の娘さんにも言えないくせに
沖縄の女には ネットを介して 何でもいえるとなると 出てくる

としたら それがこの人の本性なんでしょうね。
自分って意外なときに見えたりしますからね。
とくに 弱い人 物言えぬ人に 言う言葉って 見えるものがありますね。

akiraさん 喧嘩してもよければ しばらくしますけど。
徹底的に怒っていいのだと思いますよ
こういうことに対しては

私はそう思います

ただ 怒りの矛先をよく考えて
米軍に都合よく利用されないように
本当に求めるものを見失わないで

でも 怒っていいことってあると思います
私は 死体をけり続けるこの人に 怒りを隠すつもりはないですよ。周回遅れで まだ けりに来たこの人の心に潜む動機 その残酷さを 汚いと思います。

沖縄とか本土とか国籍とか人種とか関係なく
怒っていいことってあると思いませんか
黙って我慢しないとだめですか?
人間として誰かが道端で泣いてるときに、強い人の後ろではやし立てるのが人ですか
怒るべきときに怒らずにきて 今じゃないですか

京都でも集会があるそうです
今回怒りきれなかった人も
許してはいけないラインには いつも怒ろう!と思うのですよ。これからも。


Posted by sky at 2008年03月13日 19:33
>skyさん
dansetsuさんの私に対する最後の方のコメントは、私も、かなり来てるんですがもう止めたいと言うことなので引き留めはしませんでした。(それで「一性暴力被害者の思い」を書きました)

最後の皆さんへのコメントも、言いたいことだけ言って書き逃げ状態ですしね。強制するつもりはありませんが、できれば戻ってきて参加して欲しい気持ちはあります。
(私はフェードアウトして、皆さんの議論を見守りたいと思っています。dansetsuさんが望めば別ですけど)

まだdansetsuさんは読んでいるはずなので、ご本人の意思に任せたいと思います。
Posted by akira at 2008年03月13日 20:09
>dansetsuさん
私から貴方へ最後のメッセージです。
まだ、お読みですよね。

>akiraさんの主張には、同意できるところもあれば、腑に落ちないところもあります。反論するためにblogを用意しなければならないのであれば、私は反論する資格は一切ありません。しかし、誰でもアクセスできる(コメントが書ける)blog記事は、既に”公”の存在であると、私は考えます。公というものに対して”これが100%正しい”と言い切ることは非常に難しく、賛同と同様に批判を受けながら、自己の発言を研鑽させていくものではないでしょうか。

あなたはご自分のblog(長い間放置していらっしゃるようですが)をお持ちですね。
貴方がご自分のblogを明かせなかった理由も分かりました。
ご自分のblogに書けなかったわけも。

>賛同と同様に批判を受けながら、自己の発言を研鑽させていくものではないでしょうか。
説教するのは、お手の物でしようが、この言葉はそっくり貴方のお返しします。

ご自分のなさった事、恥ずかしくないですか?
Posted by akira at 2008年03月13日 21:16
akira様、レイピスト様ではなくてレイシストです。すいません。
danなんとかという人の離島に関する話は理解できましたが、はっきり言って性犯罪に関する被害とはまったくリンクしていないと感じます。以下の記事をどうぞ。

性犯罪において、加害者の欲望はあらかじめ肯定され、被害者の人権はあらかじめ蹂躙されている
http://yuki19762.seesaa.net/article/84320019.html
Posted by レイシスト様 at 2008年03月14日 01:38
レイシスト様のブログ読んで来ました。
私も パンの耳の話 同感です。

はあはあと言いつづける電話
あちこちで性の視線
胸をつかむ電車の中の知らない人
腿を触ろうとする人
飛行機の中でも ちかんをするのは日本人男性だけ。消灯と同時に手が伸びてくる。海外では逮捕ですけどねw

廊下でいきなり学生を抱きしめる教授
お酌をさせて手をなぜ回す同僚
今日パンツのかえ持ってきたんですよ、だと・・なんだそれw

テラスに侵入する見知らぬ男
ぎしぎし言う音で目が覚めたけれど
テラスから落ちて走って逃げたけど
起きていなければどうなったのか

正月の初詣
後ろの家族の団体の一人 つまり その家族のオヤジが
私の後ろにくっついて尻を触る

もっとすごいのは そうそうw先日の善光寺の中で
暗闇を回るツアーがあって
説明する善光寺側の和尚みたいなやつが
私の後ろで 説明しながら触ってきた
びびったわ
てか 善光寺 対処しろ!

私は彼氏と手をつないでて
彼に場所を交代してもらったら ぴたっとやんだとか
全部耳そばだてて聞いてるわけだ 暗闇で・・

慣れてるよなあ しかし
初犯ではないと確信できる常習者の手つきは
万引き以上に巧妙で

万引きくらいに数も多いのに
被害者はもうめんどうで いちいち警察に行かない

善光寺のだって 最近だけど 私もちなみに行かなかった
私にもすでに慣れた光景(いけませんね、これから 警察に行きますし 手をつかみますわ)

だからって うしし ですか。
暗闇のツアー説明のたびに 煩悩発揮して どうよ、っていう・・・ 

それで被害を届けたら
困った顔で だけど最近の警察も駅員も 対処してくれるでしょうね。

一番困るのは 社会的関係があるときね。
政治家のなんとか、とか ノックはげオヤジとか 力を振りかざしてもみ消すやつ。

軍人なんか たぶんそのサイたるものでしょ。

+++

話ガラッと変わるんですが
私の経験では 女性で抑圧を口にする人って 私の会った中では皆さんそろいもそろって被害者でした。だいたい いきなり 文句を言ってくるんです「skyさん 性被害なんて どっちでもいいじゃないですか!」 びっくりしてたずねると だいたい 告白されました。自分も被害に遭ったことを。

自分が被害にあった でも黙ってた。
こういう被害がないということにしようと思った。だから 他人の被害を聞くと 黙っていた自分を思い出すのだと。だから ほかの人が わいわい言うのが 許せないのだと。 そう言ってました。そういって泣いた人もいました。

そういうこともあるのかもしれない・・
そのくらい性の搾取は社会ぐるみです。

20歳までに レイプに遭う女児は
10人に一人という統計を見たことがあります。

異常な社会ですね。いずれにせよ。
だから 男性へ性の自由や搾取を許容する度合いは むちゃくちゃ高いんだと思いますよ。デフォで男性「だけ」は 自由なんですよ。発情期の豚みたいに。文明が聞いて笑わせる。

そんなに欲に負けるんだったら パン屋の店頭で食い散らかしてみろってんだw できないくせに、ってか しないくせに。飽食どころか 性にもおなか一杯の癖に。銀行の店頭で 好きなだけ 金要求してみろってんだ。しないくせに。

本当のところ ただ 貶めたいだけでしょう。性欲ですらないんでしょう。たぶん。俺様はすごいんだ、って、それだけでしょう。ヒヒのマウンティングか・・・という。

書き散らしてしまい 失礼しました。
Posted by sky at 2008年03月14日 04:49
書き逃げだといいながら追いすがるkuro-nekoです。おはようございます。

>ただ、それを性被害にあてはめるな!性被害は、他の犯罪と違うのだ!と言われてしまうと、不勉強である私は、それ以上お答えすることは出来ません(これをkuro-nekoさんへの回答とさせて頂きます。申し訳ありません)。

あえて性犯罪者と書きましたが、性犯罪者限定のつもりでは書いてません。下書きの時点では「犯罪者や性犯罪者」と書いたのですから。
(つってもわかんないか。)

>それであれば、ほんの少しの割合でも犯罪にあう確率を下げられるよう、私たちは被害者の行動から何かを学ぶ必要があるのではないか、ということを言っているのです。

とおっしゃってるので、犯罪を減らすために何かをしたいとお考えだと感銘を受けたのですが(嫌味)、

>不勉強である私は、それ以上お答えすることは出来ません

というお返事にはがっかりだ! なんだよそれ。
勉強する気ないんじゃん。
最初にそれ言ってくんないと・・・w

http://blog.goo.ne.jp/kuro-neko_june/e/4cf749fd2bebe58554b1cf28c2abca45(欲望)

akiraさん、ごめん。
また書くかもしれません。見守ってて(笑)
Posted by kuro-neko at 2008年03月14日 08:47
>レイシスト様さん
うひゃー。お名前を間違えて失礼しました(大汗
エントリの方は早速修正させて頂きました。すみません。
ご紹介して頂いた記事、後ほどゆっくり読ませて頂きます。

>skyさん
性暴力というと見ず知らずの人からの被害と思いがちですけど、40%ぐらいは顔見知りが加害者ですね。また、(教義の)性虐待が発覚することはほとんどないので、家族や親からの被害を加えると・・・。

>kuro-nekoさん
気兼ねなく書いてくださいね。

では、また見守りに戻りま〜す。
Posted by akira at 2008年03月14日 13:08
はじめまして。akiraさん。
ココを見つけて賛同したので男性サバイバーからの話を聞いてください。
僕は小学生から数年、近親者の大人の男性に性虐待を受け最終的に告訴しました。
加害者は逮捕されました。その後にも色々な性的ないじめや中傷、本当に辛かったです。死のうかと考えた事もあります。
その経験からこの沖縄米兵事件の被害少女、14才なんて子供の少女に向けた中傷が許せません。
僕も「お前が悪いんだ」と散々加害者に言われました。
周囲には「男が被害にあうわけない」「(加害者に)怒られた逆恨みで嘘をついたのでは?」
花岡という記者とクライン孝子のブログを読んでしまって、フラッシュバックが起こり現実に嘔吐しました。

「レイプされる女が悪い」この言い方は男性被害者をないものにしている。偏見だと思う。
ほとんどの人は男性被害者を無視している。
男性も被害にあうという事実がある種の男性には抜け落ちてるのではないか。
少女を中傷している人種ほど女性兵士に少年が被害にあっていたケースなら無視するのではないか。
告訴を取り下げたから冤罪だと喚いている蛆虫(でいいだろう)は、証言する辛さを考えた事はあるだろうか。
http://www.genpoken.com/data/keiji/keiji08.html
(コレは女性のケースだが男性はそれ以上にナマナマしい話をする、その辛さを想像できるだろうか)
少女への中傷に躍起になっている者どもは男性被害者についてはどう思っているんだ。
僕は何度も呼び出しに応じてた。責められることなのか。

僕が告訴しなかったら加害者はこれから子供と接する立場を利用して何十人、何百人という少年を狙ったろうに、泣き寝入りする方がいいと思っているのか。告訴しなかったら加害者は逮捕されなかったんだ。
もしかしたら中傷している輩どもの元に赴任しそいつらが被害にあったかも知れん。自分ひとりで大きくなったと勘違いしている輩を見るとムカついてしょうがないです。
Posted by BLUE HEART at 2008年03月15日 05:57
>BLUE HEARTさん
はじめまして、コメントありがとうございます。

過去記事「地雷」にも、書きましたが↓

>誰かが誰かに暴力をふるう時、相手を自分と同じ人間だと思うと、思い切った暴力は振るえません。自分より劣った者と思うこと、究極には相手を「物」だと思うこと。
>それができて初めて、容赦なく暴力をふるうことができます。

女性被害者へのバッシングは男性からが多いのですが、自分と異なるもの、自分より遠い存在の方が叩きやすいというのがあるでしょうね。

一般に性被害は「女性」であるが故の被害と思われていますが、性別に目をくらまされると、「暴力による他者支配」という本質が見えなくなってしまいます。
男性被害者の存在は、実は、性暴力の本質を映し出しているんじゃなかろうかと私は考えています。

男性被害者の方と余りお話しする機会はないので、コメントをいただけで本当に嬉しかったです。性別に関係なくユルユルと連帯していければと思います。
Posted by akira at 2008年03月15日 13:27
 
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